2021/09/13(月)04:10
初秋のお山 その2
今日も時折小雨の降るはっきりしない一日
このところ秋晴れには程遠いお天気ばかり
今週後半には台風14号が本州に最接近だとか
当分愚図ついたお天気が続きそう
こんなお天気じゃ気分も落ち込みそうですね
今日も先週(9/7)訪れたお山のお花たちのお話
最初はこのお花
バラ科の多年草「金水引(キンミズヒキ)」のお花
紅白のお花を付ける「水引(ミズヒキ)」はタデ科で
このキンミズヒキとは別種のお花
[ キンミズヒキ ]
続いてはもう咲き始めたこのお花
例年だと10月に入ってから咲く
あの「クルクルパカ~ン♪」が
まだ数が少ないとは言えもう咲いていました
[ クルクルパカ~ン♪ = 高野箒(コウヤボウキ)]
次は秋に咲く白い野菊のお花
お山では秋に一番早くから咲く
白い野菊と言ってもいいお花
キク科の多年草「白山菊(シラヤマギク)」
名前どおり「白い山菊」という意味
紛らわしい名前の「山白菊(ヤマシロギク)」っていうお花もあるから
気をつけなくっちゃね
因みにヤマシロギクはもう少し遅れて咲き始めます
[ シラヤマギク ]
シラヤマギクの特徴は
花びらの数が少なく
まるで花びらが欠けているように見えること
続いては環境省カテゴリーで
絶滅危惧II類に指定されているこんなお花
ハマウツボ科の一年草「オオヒキヨモギ」
半寄生植物だそうです
ヨモギはキク科の植物だけど
葉っぱがヨモギに似ているのでついた名前
[ オオヒキヨモギ ]
オオヒキヨモギのお花は
まるで萎みかけたような姿ですが
これでも精一杯咲いた状態なんです
このお山では
比較的簡単に見つけることが出来ます
続いてはこのお花
キク科の一年草「ダンドボロギク」
[ ダンドボロギク ]
北アメリカが原産のお花で
1933年に愛知県の段戸山で見つかった帰化植物
[ ダンドボロギクの綿帽子 ]
「ボロギク」は漢字で書くと「襤褸菊」
お花が咲いて綿帽子ができるところまでは
なんて言うこともないのですが
綿帽子が雨に濡れると
[ 綿帽子が濡れると・・・ ]
こんなみすぼらしい姿になるので
ボロギクの名前が付きました
因みに似たお仲間には「ノボロギク」や
「ベニバナボロギク」などがあり
どれも綿帽子が濡れると同じように惨めな姿になります
今日のトリはこのお花
ラン科の常緑多年草
日本在来種の地生ラン「深山鶉(ミヤマウズラ)」のお花
東京都や群馬県などは絶滅危惧I類に指定していますが
当地ではまだ比較的目にすることが出来ます
[ ミヤマウズラ ]
お花は小さな小鳥さんが羽を広げたような姿で
見つけた株はどれも背丈が10cmほどと
見過ごしてしまいそう
[ ウズラ模様の葉っぱ ]
葉っぱの模様が「鶉(ウズラ)」の羽の模様に似ているから
ついた名前だそうです
[ 深山鶉(ミヤマウズラ) ]
鳥の形をしたお花は
幅が1cm足らずの小さなもので
どのお花もほぼ同じ方向を向いて咲いています
お花を正面から見ると
なかなかユーモラスな姿をしていますね♪
9/7の夕暮れ
ここ数日はこの日(9/7)以外お天気が良くなく
夕焼けを見ることが出来ませんでした
晴れていたらお月様が見える季節になりました
9/7のお月様「三日月」 ↓↓↓