じゃくの音楽日記帳

2015/03/21(土)23:59

2014年のマーラー2番・テミルカーノフとコバケン

マーラー演奏会(2014年)(4)

いまさらながら2014年のマーラーコンサートの感想、というかメモ程度のものを、残しておきます。まずは2番。 1月のテミルカーノフ・サンクトペテルブルグフィルが超名演でした。テミルカーノフはマーラーをそれほど多くは録音していないと思います(2番と5番を録音しているようです)が、これほどすごいとは思いませんでした。アルトの坂本朱さんの歌も感動的でした。それから終楽章の合唱団が、一斉に立つのでなく、一人、また一人と少しずつ立っていく演出が、非常に効果的で感動を呼びました。これを今後テミルカーノフ方式と呼びましょう。テミルカーノフは今年読響と3番を演奏するので、非常に楽しみです。 11月のコバケン・日フィルは、普通に良かったというところでした。僕はコバケンの復活を聴くのは初めてでした。コバケンであればより多くを期待したいところでした。第一楽章が終わって、指揮者が指揮台から降り、指揮台の横で、合唱団・ついで独唱者が入場してくるのを静かに待っていました。入場が終わったら、コバケンが客席を向いて、「マーラーはここで5分休みをとるように指示しています。マーラーの書いたとおりにしましょう。皆様もくつろいでお待ちください。」と言って、舞台そでに引っ込んでいきました。合唱・独唱の入場が終わるまで指揮台の隣で待っていて、そのあときちんと一言、休憩の発言を聴衆にしてから引っ込んでいったのが、コバケンらしくて良かったです。コバケンは今年は2番と5番をやるので、こちらも楽しみです。

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