金沢旅行の目的は「先輩を元氣づける会」
一人は病気からの快気祝い、
もう一人は身内に不幸があり、落ち込んでおられたので
「それじゃあ、うまいもんでも食べて
馬鹿騒ぎして楽しもう!」という事で
いつも先輩方にお世話になっている私も誘われたのです。

今回の旅を一言で言えば、「食いまくり」の旅でした。

なんせ、一緒に行った先輩方２人が
かなりの食通な上に情報通のため、
食べ物についてのウンチクを語らせれば
止まらない、というくらいですから。

ホテルの近くに「近江町市場」という市場があり、
そこでは新鮮で安価な食材がいっぱいありました。

先輩の一人は元柔道家で現在体重120キロ。
大相撲のトレーナーをしているのですが、
ヘタな相撲取りよりはデカイです。

その先輩が、ホテルの食事だけでは
足りないだろうという事で近江町市場へ
食材を仕入れ、ホテルで食べようということになりました。

そこで買った食材がまたすごい量と質!

ズワイガニ２つにウニとイクラ500グラム、
特大甘エビ30匹、それに松茸一皿。
しかしこれだけ買っても一人頭3000円かかりません。
安いでしょ!

夕食はホテルの懐石料理と合わせて焼き松茸と土瓶蒸し、
特大甘エビ、カニとウニイクラ丼という超豪華なメニュー!

カニだけでも相当な量を食べれました。
その上に懐石を食べ、駄目押しにウニイクラ丼。

もう、水も飲めない!というくらい
お腹がパチパチの限界まで食べさせられました。

驚くのは、そのデカイ先輩。
私を含め他の３人が満腹の限界で動けなくなっているのに
横でまだ食べ続けている。
一人でおひつ一杯は食べてましたね。
さらに夜中に目が覚めて腹が減ったので
おひつの余っているご飯を食べていたそうです。
それでも「最近は食が細くなったな～」と言ってました。
そりゃそれだけ食べてりゃデカクもなりますわな～。

翌日、朝食は和食でした。
前日食べ切れなかったイクラが余っていたので
ごはんにかけてうに丼に。朝から濃いね～。

昼食はこの旅行最大の目的である
先輩お勧めのお寿司屋さんに行くため、
その前に腹をすかせようという事で
金沢の観光めぐりに。

忍者寺やからくり人形館を見た後、
いよいよお寿司屋さんに行きました。

先輩がこれまで相撲の巡業で色々なところを食べ歩き、
数あるお寿司屋さんの中でここがベストワンだ!
と言い切るほどのお店です。

込んでいる時間を避けようということで
２時頃に行ったのですが、それでも８割方は
席が埋まっていました。
店員さんに聞くと昼時は２時間待ちのお客もいたそうです。

店に入ると四角のカウンターの中で
４人くらいの板前さんがすしを握っています。
正面のカウンターに座り、壁のメニューを見ると
ネタの下に価格が書いてない!!
これは怖いです(汗)

予算の都合もあるので旅行前に
先輩にどれくらいの値段か聞いたのですが
「安いから気にせんでええ!」
という事で教えてもらえませんでした。

まあ、せっかくここまで来た事だし、
足りんかっても何とかなるでしょ
という事で食べる事にしました。

大阪ではあまり食べられない珍しいものから食べ始め、
結局３人前は食べましたね。

それプラス松茸、カニ、エビ入りの特大茶碗蒸し、
サザエのつぼ焼きにブリの造りとアラ焼き、
お吸い物にビールと、ここでも死ぬほど飲み食いしました。

味についてはさすがグルメの先輩が
No1と言うだけあってホントにうまかったです!
普段大阪で食べている魚でも
「これってホントはこんな味やったんや!」
と思えるほどのものでした。

どのネタも近くの漁港で取れたてのものばかり、
味も最高のものばかりでしたが
私のおすすめは「ノドグロ」という名の魚ですね。
機会があれば食べてみてください。

全員満腹となり、いよいよ恐怖の会計の時。

合計金額の頭割りの値段を先輩から聞きましたが
「ヘッ、あれだけ食べてホントにそれだけでいいの!?」
というほどのものでした。

板前さんに聞いてみたのですが
通常、カップルで来られた方で
腹いっぱい飲んで食べて平均6000～8000円くらい
の値段だそうです。
そりゃここで食べるために２時間でも待ちますわな～。

心もお腹も満足して帰りの電車へ。

当初来ると思っていた台風の影響もまったくなく、
２日目は半袖でも暑いほどのカンカン照りでした。

落ち込んでいた先輩２人も元氣一杯になり
ホントに良かった!

金沢は初めて行った土地でしたが、
結構楽しめるところですね。
食べ物もうまくて安いし。
今度はファミリーでもぜひ行きたいですね。