2017/07/20(木)20:00
とんだ一杯、食わせ者レスラーたち
1990年代、「全日本プロレス中継」内にて
プロレスニュースたるコーナーを設け
次期シリーズ予告、マット界の近況など公開した。
そんな中で福澤朗は、外国人レスラー宝庫である
全日本プロレスに期待されている初来日のレスラーで
話題だけが先行しているせいか、
技、ストロング、ラフファイトにまったく強くなく
何もできない3流レスラー相手にダメ出しをした一言が
「とんだ一杯、食わせ者レスラー」である。
この「とんだ一杯、食わせ者レスラー」の歴史を紐解けば
1971年、WWEを戦場としていたギリシャ出身の
スパイロス・アリオンがシリーズのエース格として期待され、
日本プロレスに初来日し、シングルではジャイアント馬場の
インターナショナル・ヘビー級王座に、
タッグではマスカラスと組んで馬場&猪木の
インターナショナル・タッグ王座に挑戦したものの、
低調な試合ぶりで評判倒れとなった。
次に、アブドーラ・ザ・ブッチャーが新日本に引き抜かれ
1981年7月17日にキラー・トーア・カマタの弟子という触れ込みで
全日本に来日したグレート・マーシャルボーグは
「全米マーシャル・アーツ王者だったが、
対戦相手を死亡させマーシャル・アーツ界を追われた」という
アングルで登場したが、プロレス史上でも一・二を争う
「食わせ物選手」として名を残している。
そして、1987年6月9日にジャイアント馬場と日本武道館にて
異種格闘技戦に挑んだパキスタン出身の空手家
ラジャ・ライオンが来日し、2R腕挫十字固めで呆気なく敗北。
1990年の世界最強タッグ決定リーグ戦に来日した
ランド・オブ・ジャイアンツは公式戦にて
馬場&アンドレ・ザ・ジャイアントと対戦し
馬場が一番背が低いタッグマッチ
(ランド・オブ・ジャイアンツは両者とも213cm)という
珍現象が起こっている。
しかし、丸め込まれると弱く、ファンクス戦では
スモールパッケージで、いとも簡単に負けてしまい
馬場との対決も、呆気なく試合は終了している。
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