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カテゴリ:シナリオ
永 :美井さん、スキーのストックのようなもので支えながらのウォーキングですか。 ストックがないと歩けないのですか? 美井:そうじゃなくて「ノルディック・ウォーキング」をしているんですよ。 ストックに似ていますが、これはポールというものです。 だから「ポール・ウォーキング」とも言いますね。私は1日5,000歩前後をノル マに歩いているのです。 永 :「ノルディック・ウォーキング」ですか。初耳ですね。どんな特徴があるので すか? 美井:手短に言えば早歩きになり、背筋も伸びる歩き方ですよ。冬に雪上で行なうノル ディック・ウォーキングのトレーニングとして流行り始めたのですが、全身運 動になるので、最近は一般の人にも勧められているのです。 インターネットで動画を見れば歩き方がすぐに理解できますよ。姿勢が良くな ること請け合いです。 永 :そういえば、今朝のニュースで「ロコモティブ・シンドローム」という話題を見 たのですが、「ノルディック・ウォーキング」はロコモ対策に有効かも知れな いな。 美井:エッ?「ロコモティブ・シンドローム」ですか。初めて聞きますが、それは何で すか? 永 :運動器官の障害によって日常生活に支障が出て、人や道具の助けが必要な状態 またはその一歩手前の状態になることらしいです。筋力低下や、関節の疾患、 骨粗しょう症等で運動機能が低下すると日常生活に支障が出ますが、その兆候 は40代から始まっているのだそうですよ。 日本語では「歩けなくなるかもしれない症候群」とでも言えばいいのですかな。 対象者は4,700万人もいるらしく、国民の1/3に当たるのですよ。国も「メタボ」 に次ぐ国民病に指定して対策に乗り出しているようです。 これからは「メタボ対策」に加えて「ロコモ対策」という言葉が頻繁に聞かれる ようになると思いますよ。 目をつぶって片足で30秒間立っていられるか?片足立ちで靴下が履けるか? など、簡単に自分でチェックできますからやってみるといいですよ。 美井:なるほど。だったら「ノルディック・ウォーキング」はロコモ対策に最適ですね。 ポールを持つことで全身をバランスよく使うので、フィットネスとヘルスケアの 要素が高い、新しいウォーキング・エクササイズなんですから。 永 :普通のウォーキングとの違いを具体的に教えてください。 美井:まず、適正な長さのポールを持つことで、背筋が伸び、歩幅が広がるので、消費 カロリーが20%増になります。有酸素運動なので、脂肪燃焼にもつながりダイ エットや肥満予防にも効果的です。次に、両手でポールを持つので、4足歩行と なり、両足、特に腰、膝、足首や関節にかかる負担は逆に大幅に軽減できます。 さらに通常のウォーキングよりも腕を前後に大きく動かすため首、肩、肩甲骨 周辺の血行が改善されて、痛みやコリの解消効果が期待できます。 すなわち、高い運動効果がありながら、体感的には楽に感じることが最大の特徴 ですね。 永 :確かに普通のウォーキングよりもエクササイズ効果があるようですね。 やはりロコモ対策にも有効だと思いますので、私も早速やってみます。 ところで、ポールの値段はどのくらいですか? 美井:ピンからキリまでありますが、5,000円~20,000円です。言い忘れましたが、 このウォーキングをするようになってから、顔を上げて景色を眺めながら歩 くようになりましたよ。 これまではつまずくのが怖くて、地面ばかり見て歩いていましたからね。 お陰で歩くことが一層楽しくなりました。 これからは是非、一緒に歩きましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.02.21 08:29:17
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