ばんからラーメン
歌舞伎町一番街。ちょっとご無沙汰すると、何軒かのお店が代わっていたりします。最近目についたのは、新しいラーメン店がオープンしたことでしょうか。そのうちの1軒、「ばんから」に行って来ました。この店は、3月下旬にオープンしたようです。初日は先着200名にラーメン10円の大サービスを実施しました。当日の様子は分かりませんが、たぶん長蛇の列ができたことでしょう。この店、池袋に同名のラーメン屋があり、同じ系列なのでしょうか。ウリのばんからラーメン(580円)は、東京風トンコツです。花道通りの「屯ちん」も東京トンコツラーメンを唱っていますが、味比べはどうでしょうか。背脂が浮かんだ茶色のスープに、中細の縮れ麺。大きな焼きノリとチャーシューが1枚に、刻みネギ。まずスープをひとくち飲んでみました。うまい!の一言に尽きます。多少クセがありますが、抵抗なく喉を通過します。麺もよくスープに馴染んでいました。チャーシューもやわらかくて美味。「屯ちん」と遜色ない味、と褒めてもいいでしょう。ただ、この通りにあるラーメン店の中では、「光麺」ほど賑わっていないのは、どういうわけでしょうか。恵比寿の名店といわれたお店が、桜通りに進出しましたが、1年くらいで撤退しました。一番街では「坂内」も撤収しています。歌舞伎町は激戦区であると同時に、遊びに来る若者は気まぐれです。生き残るためには、味やサービスのほかに、プラスアルファが必要なのでしょう。それが何であるかは、わかりませんが……。