大蔵高丸・ハマイバ(秀麗富嶽十二景三番山頂)
先週は大峠から黒岳経由で大蔵高丸・ハマイバを歩こうとしていたが、momoの調子が今ひとつだったため断念したが、今回再度ルートを変えて登ることとした。大蔵高丸・ハマイバへは湯ノ沢峠から行けば最短で到達可能だが、往復2時間少々、登り下りも少ないため山歩きには物足りない。そこで、大峠に行く途中に湯ノ沢峠に出る登山口があるので、そこから行くことにした。駐車スペースはあるものの、トイレ等はない。あまり利用する人が少なく踏み跡もないのかと思っていたが、人はいない(往復誰ともすれ違わず)ものの踏み跡はしっかりあるので迷うことなく湯ノ沢峠まで辿り着ける。画面の右側に数台駐車可能。ゲートを越えて進んでいく舗装区間は一部だけ。ゲートから10~15分くらいで登山道に入る橋があっても朽ちて危険だ湯ノ沢峠に着けばあとは穏やかな道を進むだけ。途中草原帯を通っていく心地よいルートだ。遠くに南アルプスを見ながら進んでいく。峠から程なく大蔵高丸に到着。正面に富士山、はまあ見えたが、雲がかかっていてクリアな姿ではないものの、秀麗富嶽十二景に相応しい(?)姿が眼前に広がっていた。頂上はさほど広くはないし、日差しを遮るものもなく休憩にもならないのでそのまま次のハマイバへ向かう。この辺りは植生を保護しているためか所々に扉があり、鹿等野生動物による食害を防ぐ措置が取られてる。そのためお花畑(手入れされているわけではない)は色とりどりの花が咲き乱れて、癒しのエリアとなっている。南アルプスが広がっていた。しかしこの後雲隠れ雲がなければいいのだが、なかなかそうもいかない写真ではわかりづらいが、色とりどりの花が、草の中から顔を出しているハマイバに向かう途中から富士山には雲がかかり、頂上はなんとか見てとれたが、全体的に雲を纏った感じになってきた。ハマイバ、とカタカナで書くが本来は「破魔射場丸」と書く。由来は地元である真木の集落の人が破魔矢を射る神事を行ったところからの命名だそうだが、これに限らず山名と由来は不思議なもので聞いても上手く結びつかない。ハマイバの頂上は樹林帯に囲われ、樹林帯の一角から富士山を臨むということになる。しばらく頂上は見えていたが、遂には頂上も隠れてしまい、その後の帰路でも雄大な山容を見ることはなかった。頂上は完全に樹林帯の中一方向のみ開けているが、富士山の姿ももう限界だった帰りは元来た道を辿るだけ。昼飯込みで5時間。人も少なく天気が良ければ絶景を独り占め、二人占めが可能な場所といえる。