心豊な生活日記～起業を目指して～

2011年3月1日事業開始まで　293日

私は29歳の時に起業することを考え、
起業をするために逆算して現在の塾の講師という仕事に就いた。
今の塾で私のやっていきたいことと合ってるわぁ～と感じることは、
人間性を育てるということにも目線を置いていること。
通塾や成績が上がった結果だけでなく、いいことをしたり、部活動で頑張ったりすると
ポイントが貯まる制度になっていて、そのポイントを商品に交換できたり、
母の日や父の日のプレゼントに使えたりする。
ほとんどの生徒がやはり自分のほしいもの（任天堂ＤＳや文具セットなど）を目標に
ポイントを貯めている中、わが子もこんな風に育って欲しい！と思えるような生徒がいた。
今年の高校受験をもって卒塾してしまった生徒なのだが、
その生徒は母の日にはお母さんの為に、敬老の日はおじいちゃんおばあちゃんにといった
ように、自分のポイントを全て周りの人の為に使っていました。
そして、3月の受験終了後大震災が起こり、大震災にもポイントを寄付に使えると知ったとき、
彼は躊躇することなく7000ポイントを寄付に使って欲しいと申し出てくれた。
1ポイント＝1円なので7000円相当というと高校生には結構な大金である。
周りには100ポイントすら寄付するのを躊躇う生徒がいる中たいしたものである。
さらに彼は、卒塾前最後の授業で塾に対するアンケートをとったときに
「教室長を始め、講師の皆さんには大変お世話になりました。ありがとうございました。」
とメッセージを書いてくれました。
それを見たときは感動して講師とともに目を潤ませてしまいました。
周りに対する感謝の気持ちを常に持っている子なんだなと感心させられました。

自分のことしか考えない子供が多くなってきたと感じるこの時代に、
閉塞感漂うこの時代を明るくたくましく元気に生き抜いていく力を育み、
人間的に魅力のある人材をたくさん育てていきたいと思う次第であります。