2005/11/06(日)16:00
工作機械セクターの投資を考える。
2005年11月6日(日)
先週、空を飛んだ銘柄は月曜日たたき売りたいね。
ナスダックは上昇トレンド。。でもNYダウもSP500もエネルギーがもうなくなった感じ。
上がる力がないときは”市場への栄養ドリンク剤”で元気回復を確認するか、
それがなければ、たたき売るしかない。
ブッシュ政権は右を見ても容疑者。左を見ても容疑者。
チェイニーもライス国務長官も捜査の対象になっていると思うべし。
フランスの暴動、若い奴が警察に追われて変電所で死んだだけのことと思うか。。
それとも、欧州に不況の風が吹いていると分析するか。
ロンドンの住宅はとっくにピークをつけてるし、ロンドンのウエストエンドの商店街は
過去最悪に近い状態。金利を上げるどころか下げるかもしれない。
欧州の景気に陰りが拡大しているとみるなら、欧州の売り上げ比率の高い企業の
上値は重いし。上がったとこが持ち株を減らしたい。
工作機械は過去最高の年間受注が1兆4000億円。
今年度は1兆3000億円。来年はこの過去のピークを超えれるかと
11月2日に某大手工作機械メーカーの社長に聞いたら、返事はこうだった。
「無理です。しかし業績は今年みんなかなり改善されるでしょう。
1兆4000億円の受注は無理だけど、1兆円台は2,3年続くと思う。」
僕のもう一つの質問は、
「受注は回復しても収益は思ったほど回復しないのではないか。
ファナックのNC数値制御装置を購入して自社の機械に取り付けて
販売しようとしても、そこから利益の源泉をどうやって確保するか、
どこも答えが出てないのでは?」
社長。。
「。。。。。。」
機械セクターは各社来年の春まで受注を抱えているし、
まだ増額修正の過程であり、銘柄によって上値はあると思うけど、
indexが上がってるときの深追いは禁物。
工作機械の受注の6割は自動車関連。
北米の自動車業界は急激に冷え込んでいます。
銘柄選択の一つの参考として。
過去最高レベルの業績に達している銘柄は
ファナック、SMC、コマツ、ツガミ、東芝機械、岡本工作機械、ソディック(6143)
豊田自動織機(トヨタの大株主)、日精樹脂、三井海洋開発)6269)
過去のピークに達していない銘柄は
ユニオンツール(ピークより約15%下)、森精機(4割下)、アマダ(2割り下)
牧野フライス(1割り下)、豊田工機(ピークの半分)
オークマ(1割下)、冨士機械製造(半分以下)、浜井産業(ピークの三分の一)
津田駒(話しにならん)、中国に昔納入機械を使ってフル操業。新規の注文こない。
大隈豊和(6214 )
電動工具のマキタ。これはアメリカ復興関連。これはプラス。
住宅バブル崩壊へのスケジュールはマイナス材料。
この会社はいいかげんだから、気をつけるように。
株で1000億円の穴をあけても平気のへーさ。
こんな会社をポートフォリオに入れるファンドマネージャーはあほやで。
これはディーリング株であってファンドに入れてはいけない。
外人が大好きな機械セクターは
ファナック。 SMC。 牧野フライス、日本トムソンかな。
建機のコマツはもう忘れたい。
旭ダイヤモンドもプロは大好きだね。
1989年の高値 3130円は僕のロンドン証券マン時代の客が売った値段。
小型でユニオンツール(6278)これは俺が大好き銘柄。
昔取材して惚れ込んだ銘柄。こんなすごい会社はない。
ここ1ヶ月。あげてきたけど、上がるときはこんなもんじゃない。
電子部品用のラインのドリルの先端部分。世界トップクラス。
髪の毛ほどの細いドリル。触っただけで手に穴が開く。
これものすごい消耗品。あっというまに消耗。
ここの品質は最高。三菱系のドリルの会社はマネできない。
この会社は独自のコストダウンも測っている。
日本電産の急騰。そして相場がなかった村田製作所。ロームあたりが
回復の兆しはまだ弱いけど、次のプロのファンドが買いたいセクターであるのは
間違いない。
これから半年設定される投信の格好のターゲットですね。
THKや名古屋の冨士機械製造も気になる銘柄。
6479 東証1部 ミネベア(株) 557 (+52. +10.30%) 出来高 19,973,000株
この株は普通600円から800円。 なんでこんな安かったのと思った人が
業績を見て買いに行ったのでしょう。調子のいいときは1200円コース。
でもこの会社は優良株ではない。
プロのファンドマネージャーでこれを買いたい人はそんなにいないでしょう。
外人ファンドマネージャーが10人いたら、一人か二人。
この会社はけっこういいかげんだから、まじめにミニベア世界のトップ企業と
おだてて買いに行っても、あとで後悔するかもしれない。
上がってあと150円ぐらいか。
明日は利喰いたいね。
これ昔850万株買った懐かしい銘柄。(全世界の外人持ち株の10%を買った)
買いコストは650円から680円。
で、1200円ぐらいですべて売却。
タイのミネベア工場から今日のアジアブームが始まった。
パソコンのキーボードの単価は8ドルから10ドル以下ですよ。
三郎。