花鳥いろいろ(四季の野鳥たちとの出会い)のブログ

2023/06/03(土)17:59

おはようツミ2023年観察記(24)

猛禽ツミの暮らす林から(124)

ツミが抱卵してから33日目となりました。昨日から今朝にかけての台風2号と前線の影響での大雨でジュニアが孵化したと思われるツミのペアがどうしているかと朝から気をもむばかり。雨が上がった午後、林に出かけました。到着して巣の様子を確認すると、なんとツミ雌の視線がこちらを注視していました。このため、ブラインドから離れた場所から角度を変えて様子を見るにしました。なお、林では折れた枝があちこちに散見されましたが巣は損傷もなく無事でホッとしました。小一時間経過し、雄の鳴き声がしたと思ったらいつもよりサイズのや大きい小鳥を足にぶら下げて帰還。その解体ぶりはスピーディで羽毛をむしり取り、雌が食べやすいように整形していきました。そのうえで、鳴き声を出して雌を呼び、雌は素早く餌を受領し枝を移して自分で食べていました。その際、近くを移動してきたカラスの方に鋭い視線を向け警戒し素早く巣に帰還。巣に帰還した後は、座り込まず立ち姿のまま静止。おそらく、ブラインドのいる私の存在に気がついたと思われたので今日の観察と撮影はこれで中断としました。(これまでの記事)3月9日に今シーズン初認のあと、姿を目撃できたのは19日、22日、24日、29日、4月8日。前回、4月13日に雌雄が林に揃い、ペアリング。16日は雄が餌を足にぶらさげて出現。19日は雌が巣材をくわえて入り補強する動きを観察。21日は雌は確認できず、雄のみ見張りの枝に止まっている姿。5月1日雌が長時間、巣に座り込んでいる姿を観察。3日雌は抱卵、雄は見張り台で監視中。6日は強風が抜きぬける中、雌は抱卵中、雄は見張り台で巣と雌を監視中。8日午後は前日の強風、強雨、明け方の低温の条件下ペアともに健在。12日は雄が獲物を捕獲し帰還後、半分程度餌を食べた後、雌への受け渡し場所の枝に餌を置いて自分は別の枝に移動。14日、雄が獲物をもって帰還後、雌に渡した後、抱卵を交代。19日雄が抱卵していたと思われました。21日産座の杉の生葉が新しいものが追加されていた。29日巣の雌の座っている位置が移動していた。6月1日雄から餌を受領し巣に帰還した雌が立ち姿でしばらく静止。腹の下方に雛が存在しているものと思われました。2日は台風2号と大雨で観察不能。3日は雄から餌を受領し巣に帰還した雌がしばらく立ち姿で静止していたので観察を終了。(写真)2023年6月3日撮影(巣はブラインドから撮影)

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