ツバメ類3種勢ぞろいの柏の葉キャンパス駅近郊探鳥記
柏の葉キャンパス駅近郊では、ツバメ、イワツバメ、ヒメアマツバメ3種のツバメ類が観察できます。このうち、ツバメ、イワツバメは商業施設前の調整池を囲む斜面の土を採取しに飛来し、ヒメアマツバメは池の空中で羽毛や植物の葉、茎などを採集し、唾液で貼り付けて少し離れた場所にある橋梁下のコンクリートにくっつけて巣をつくっています。この巣は、ツバメ、イワツバメと違って塒としても使っています。3種の様子を把握するとともに商業施設に営巣したツバメが巣立つ頃なのでその様子を見て回りました。すでに巣から巣立ったヒナは電線に止まり、全身でアピールし親鳥から餌を受け取っていました。ヒナは、成鳥に比べると下面に赤味が目立つような印象がありました。ツバメ類のほか、調整池の草むらに営巣中のバンが巣材を運搬する姿やアオサギが雨のやんでいる間に羽つぐろいし、その後ダイナミックに羽毛全体をばさばさとしていました。(写真)2024年6月2日(ただし、ヒメアマツバメとイワツバメの姿の写真は昨シーズン撮影のもの)