2012男女群島・肥前鳥島視察ツアー2
報道関係のみなさんからインタビューされ、最初はあたりさわりなく「国境離島である男女群島を大事にしないといけないですね」と答えてました。しかし女島の自然に触れるうちに「2,3日キャンプしたいなあ。」と思い入れも強くなり、もっと具体的に大事にする方法はないか考えました。だいたい国境に接し、男女群島は排他的経済水域の起点になります。中国漁船の不法侵入にさらされる現実を考えれば、現実的な問題をもっとみなさんに知ってもらわなければならないのです。ワシの得意技で言えば、やっぱり観光的なアプローチですな。一言でいえば男女群島は秘境です。みごとな柱状節理がみれる島、福江島にもない280mの断崖高崎山(電探山)、そして知床のような島西部の景観、亜熱帯の動植物の豊富さ、サンゴ漁の歴史、抜群の透明度を誇る海。釣り好きには聖地である男女群島ですが、ターゲットを間違えなければかなりのレア&プレミアな観光商品にもなるよなあと感じました。とにかく秘境感がハンパなくありました。なので、月1回限定20名の男女群島上陸・肥前鳥島ツアーみたいな感じをつくれたらおもしろいでしょうね。ただし上陸できる可能性は低いし、高額商品ですばい(笑)。うーん、レアwもちろん小笠原みたいなネームバリューもないので、実際には商売にはなりにくいのはわかってはいます。ただし国境離島の維持管理、天然記念物の環境保全(漂着ゴミはすさまじく多く、釣りによるゴミもあるそうです)する観点から考えると、男女群島の重要性をもっと五島内外の住民にアピールしないといけないなあと思うのです。あとはサンゴとかオニヒトデの現状を知りたいなあ。積極的な保護とアピールを同時進行させるためのひとつのアイデアと思ってください。電探山を別のアングルから、暑くて海に飛び込みたかったですわ雲が海に映るぐらいの本当にありえないベタ凪でした海保のみなさんがお見送りしてくれました。本当にありがとうございましたいたるところに柱状節理の岩肌がみれましたまたまた柱状節理。バックに女島灯台パラソルさして釣りしてました男島の断崖です。めずらしい動植物が確認されています。ここも上陸したいですなあ。カヤックで来たいとは思わないけど、カヤックでめぐりたい絶景の島々ばかりです明治時代にサンゴ漁の600名が台風によって遭難した歴史があり、慰霊の献花をしました男女群島の全景。左側が男島、右側が女島です肥前鳥島男女群島から北西へ船で30分、島というより3つの瀬によって形成されている肥前鳥島につきました。日韓排他的経済水域の争点になっている鳥島はかつて米軍が演習の的にしていた歴史もあるそうです。護岸工事をするなど積極的に保護していかないと島はボロボロでした。尖閣諸島問題が注目されてますが、領土問題は国民全体で考えるべき現状になってきたと思います。今回も新藤代議士がツアーに同行し、政治家の関心も高くなってきていることを感じました。鳥島に到着しました。これは中岩と南岩ですありえへんぐらいベタ凪だったので市議が乗船した船は北岩に上陸しました。うらやましい~カヤックで男女群島にわたったリアン&リックのブログhttp://vibromama.blogspot.jp/2008/10/danjo-up-your-butt.html