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2008.09.14
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カテゴリ:blue night
今度は碓氷がやや心配げな顔になって、尋ねる。
「あのさ、僕、名付け親だからって父親面するつもりはないけど、蒼夜ちゃん、君は、あそこで知らない男と、、その・・」
蒼夜は碓氷のいいあぐねる言葉の先を読んでうなずく。
「うん。待ち合わせでした」
碓氷はため息をつき、
「・・・あんな時間に待ち合わせて、一体何する気だったんだ?」
ストレートな質問に、蒼夜は少し自分を恥ずかしく思ったけれど正直にいう。嘘をついたって仕方ないよね。
「何って、、当然、寝るつもりだったんです」
「。。そんな簡単に言うことか?」
呆れたようにいう碓氷に、蒼夜は肩をすくめて、
「別にダレでもしてることじゃないですか?」
碓氷はそれには答えず、
「その口ぶりだと・・これまでにも何度も?」
「ええ。もう、多分15人くらい、、と寝ました」
「15人?全部知らない男と?」
「はい。出会い系で知り合った人が多いかな。あとはナンパとかね」
碓氷は度を失って、つい荒い口調で言う。
「危険すぎるっ」
「そんなことないですよ。待ち合わせはいつも人が多いところを選んでるし、やばそうな人ならパスしてますから」
「やばいかどうかなんて、見た目だけじゃ分かんないだろ?」
「大体分かりますよ。勘いいんです」
「危ないヤツいっぱいいるんだぞ?」
「でも、今のとこなんとか生きてます」
碓氷はため息をついて、
「一体何のために?キミみたいに可愛い子なら、そんなことしなくてもちゃんと恋人を探して・・」
「私、人を好きになれないんです」
「え?」
「人を好きになったことないんです。もう20歳なのに。」
「だから・・?」
「友達はみんな恋してるのに、私にはそんな夢中になれる人いないから、なんだか焦っちゃって。体の関係から入るのもありかなって」
「おいおい。そんなの間違ってるよ。無謀すぎる」
蒼夜はとりあわず、
「だって、お母さんも言ってました。好きな人とのHって最高なんでしょ?」
屈託なくそういう蒼夜に、碓氷はため息をついた。


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最終更新日  2008.09.14 20:47:41
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