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2009.11.08
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「だから、そばにいて。・・・急に、、いなくなったりしないでね」

切実な思いの込められた楓の言葉に俺は、しっかりと答える。
「ああ。約束するよ」
俺は楓の手を取ろうとし、手に握られたネックレスに触れた。そして、言う。
「誓うよ。このネックレス2つともに」
楓はくすりと笑って、
「もう、大げさね」
と言うけれど。
「貸して。つけてあげるよ」
そういうと、嬉しそうに、楓は、
「ありがと~。これが悠斗がくれた方だよ。」
といって、俺に1つネックレスを渡した。俺は、止め具をはずして楓の首の後ろに手を回してつけた。幸せそうに胸元を見下ろす楓。
俺は、真近くで楓を感じて、いよいよたまんなくなって、そのまま楓を抱き寄せた。
「悠・・斗・・・?」
突然の荒々しさに驚いたような楓の頬に手を添え、ゆっくりと唇を重ねる。目を閉じて、何度もキスをしてから、思い出して、
「・・よかった、よく似合うよ」
と言う俺に、
「もうっ、全然見てないくせにっ」
って、ぼやきながらも、俺のキスを優しく受け止めてくれる楓。
「いんだよ。今から、それだけ着けてる楓を見るんだから」
耳元で囁くと、
「どういう意味?」
って聞き返す楓。俺は、
「こういう意味」
いいながら、ひとつひとつ楓のボタンをはずしていく。一瞬、驚いた顔をしたけれど、たちまち俺の言葉の意味を理解すると、あっという間に真っ赤になった。
「・・・もうっ」
小さく唇を尖らせた後、それでも静かに目を閉じてしまった楓。俺はもう一度唇を重ねながら、そっと楓を押し倒した。
「あ、ねぇ・・」
一気に始めようとした俺を楓が制する。
「・・なに?」
動きを止めずに、聞き返す俺に、
「箱から、、もう、、ひと、つ、見て欲し、、いモノが、、ある、んだけど・・」
途切れ途切れに言葉を口にする楓。俺は、短く、
「あとで」
とだけ、答えた。

動きは止めない。
止められるもんか。


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最終更新日  2009.11.08 09:01:58
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