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大樹とのこと勘違いしたまま嫉妬の炎につつまれたままの碓氷くんに、何度、
・・・イかされちゃったんだろう。 私がイったことに気づいても、碓氷くんは、全然、攻撃を緩めてくれなかった。むしろ、もっともっと奥に入ってくるみたい。体中を碓氷くんの熱い手が這い回り抱きしめられ、唇でありとあらゆる感じる場所を、こじ開けられていく。頭の中が真っ白になる感覚の連続。これまで一度も感じたこともないほどの快感を覚えていた。 ・・・だけど。 碓氷くんは、なんで、1度もイってくれないんだろう。 ・・・気持ちよくないのかな。 そんな風に不安になりかけた私をもう一度、快感が襲う。 ・・・も、、、だめ、、ゅるして・・・ 今度こそ、意識がどうかしてしまいそうで、小さく声を絞り出しそうとした私の耳元に、碓氷くんは、熱い息を吐きながら、 「っっ、ごめん、、蒼夜、、、限界。一度、・・出っ・・ぅぅ」 そういって、私の腰をしっかりと抱き寄せて、動きをさらに早くして、 「ぅぅっあっ、蒼夜っ」 小さくうめきながら、私の名前を呼び、私を痛いくらいにしっかりと抱きしめて、、、奥の奥で動きを止めた。・・・・。さえぎるものがあるはずなのに、碓氷くんのあついものが奥でたっぷりと広がって行くような錯覚を覚える。 「ぁん・・・す、、ごい・・・」 ・・・限界、、だなんて、、、気持ちよくないんじゃなくて、・・・ガマンしてくれてたんだ・・・。 碓氷くんは、 「・・・ぁあ・・・・」 声ともタメイキともとれる音を耳元で出してから、ぴたりと止めていた腰を、堪えかねたように、ゆっくりとゆっくりと2,3往復させてから、腰を引く。 「・・・ゃ・・・」 私から出て行く感触に、なんだか寂しくて、引き止めるような動きをした私に、碓氷くんは、 「ぁ、、ごめん、ちょっとだけ、ちょっとだけ、待って。すぐ、回復するから。僕だって、そんなに時間はかかんないよ。すぐだから」 後処理しながら、なんか、言い訳がましく言ってるし。 ・・・回復?なに? 訳が分からないまま、今はただ、キスが欲しくて、私は手を碓氷くんにそっと伸ばす。碓氷くんは、なんだかちょっと焦ったように、 「蒼夜、分かってる。分かってるけど、ちょっとだけハンデくれよ。こっちは、あっちと違って、、ほら、、、めちゃくちゃには若くないから」 ・・・あっち?? って、大樹のこと? 碓氷くんは、私の伸ばした手を、そっと、握って、 「や、言い訳なんかしたくないけどさー、、、。。」 ってバツの悪そうな顔をしてから、 「待てないなら、ちょっと、手伝ってくれる?」 って、また、握らせようとしてるし。 ・・・って、そういうこと、、か。。大樹とは、何度も何度もしたと思ってるんだ。 「・・・っ」 やっと意味が分かって、吹きだした私に、碓氷くんは、 「笑うなよー。」 ってしょげた顔。私は、そんな碓氷くんがとっても可愛く愛しく思えて、言う。 「ねえ」 「ん?」 「今は、キスしてほしいだけなんだけど?」 「っと」 碓氷くんは、慌てたように、私を抱き寄せて、キスをしてくれる。あまいあまい長い長いキス。 「サイコーだったよ。蒼夜」 キスの後、碓氷くんは、そういって、私をしっかりと抱きしめてくれる。 「私も」 いつもどおり簡潔に答えた私に、碓氷くんは、 「あいつよりよかった?」 やけにストレートに聞いてくる。その声の真剣さに、なんだか、おかしくなって、見上げた碓氷くんの目には、ちょっと緊張が。 ・・・そんなに気になるんだ。そろそろ、誤解、解いてあげなきゃ。もう十分だよね。おしおきも、、快感も。 私は、少し微笑んでから、 「あいつって?」 イジワルに聞き返したら、 「そんなに何人もいるのかよっ」 ってスネてるし。 「・・・大樹のこと?」 「名前出すなっていってるだろ?」 「自分が話題にしたくせに」 「・・・だよっ」 私は、碓氷くんを見上げる。なんだか雨に打たれた子犬みたいに怯えてる碓氷くんの目を見ると、 ・・・もっといじめたくなっちゃうのは仕方ないよね。 私は言う。 「・・・・碓氷くんとのえっちが大樹とのより、よかったか、、ねえ・・・」 すがるような碓氷くんの目をしっかり見つめて、 「・・・・んー、、判断つかないなっ」 って言ってあげると、 「っっ!!」 って、大きな目を細めて、今にも泣き出しそうな顔になっちゃう、碓氷くん。 ・・・このくらいにしとこ。 「だって・・・」 「だって、何?」 しょげしょげにしょげ返った声でたずねる碓氷くんに、 「大樹とはね、何もなかったのよ?」 そういって、にっこり微笑んであげる。 「っっっっ!!!!」 今度は、大きな目をもっと大きく広げた後、 「それってほんとに?・・・・・何も、、、って、、、何も?」 信じられないっていう顔で、すがる様に問い返す、碓氷くんに、 「うん」 大きくうなずいてあげると、 「・・・なんだぁ・・・・そっかー、、、、ぅぁ・・・」 って、私の胸に、顔をうずめてくる碓氷くん。 「よかった・・・・」 しばらく私の胸に頬ずりしながら、その事実をかみ締めていた碓氷くんは、ふと、顔を上げて言う。 「・・・早く教えてくれよ・・・」 「言おうと思ったのに、襲われて言えなかったのっ。・・・それに」 「ん?」 「・・・嫉妬に狂った碓氷くん、ステキだった・・・」 うっとりそういってあげると、碓氷くんは、照れたように笑って、 「気が狂いそうになってたよ。・・・いや、狂ってたかも・・・。ごめん、乱暴にして。痛くなかった?」 「ううん・・・ただ、、とっても、気持ちよかった」 いつもは開けられない扉まで開けてこられたような快感。さっきの激しさに酔いしれていた自分を思い出して、なんだか恥ずかしくなって照れ隠しに言う。 「・・・・ほかのヒトとシたって考えながらだと、あんなに燃えるんだ。・・・覚えとくわ。」 「・・・今は冗談に聞こえないよ。」 「・・・私は冗談なんていってないわよ。」 「・・・イジワルだな」 困ったみたいに、笑う碓氷くんの、甘いタメイキ。私は、その甘さに、目をそっと閉じ、 「愛してる、碓氷くん」 つぶやいた言葉に、 「愛してるよ、蒼夜」 碓氷くんの言葉が、かぶって混ざり合う。目を閉じたままでいる私に、碓氷くんがそっと覆いかぶさるのが分かる。 「・・・・回復完了。」 耳元で囁いてから、 「他のヤツとしたなんて考えなくたって、スゴイってとこ、見せとくよ」 また始めてくる碓氷くん。 うん。ねえ、何度でも抱いて。嫉妬の呪縛がとけたいつもどおりの碓氷くんに戻って。いつもどおりの愛に満ちた動きでカラダをもっともっと碓氷くんでいっぱいに満たして。 それから、全部、話を聴くから。 ・・・だって、やっぱり、まだ、・・・ なんだか怖いの。碓氷くんが、衝動的だったとはいえ、こんなにも愛してくれてる私を手放そうなんて思った理由を知ることが。 カラダを満たされて、愛をしっかり感じて、自分に自信を持てたなら。 その話を聞いても、私は、あなたを守れそうな気がするから。 こんな私でも、碓氷くんの愛さえあれば。 ・・・強くなれるはずなの、もっと。 もっと。 今日のゆる日記は、こちらです。バカップルにご注意ください 「box」目次1~、101~、201~ ふぉろみー?←リアルタイムのとぼけたつぶやきはこちら lovesick+も、12/30更新です。 ☆ケータイからお読みくださってる方へ☆ いつからかケータイから楽天内記事リンクに飛べなくなり、 ケータイから目次を利用できなくなっています。 時間が出来次第、他サイトで目次を作ろうと思いますが、 それまでは、こちらでアップされてる分だけご利用ください。 お手数おかけしますがよろしくお願いします。ひろ。 +lovesick+ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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