電子書籍元年/義理人情+お金/ラジオから物語が始まる。
色々なことが動き始めている。ここでは書けないけど、もし書けるようになったらいつか書いてみたいと思います。今回のこと以外にも本当に書いていない色んな出来事があったように思ったなあとしみじみ。もしかしたら早く目標が達成されるかもしれないし、まだまだ先の話なのかもしれない。もちろんなるべく早く達成したいですね。人生短いですから。人生、私の年齢ですが31歳、今年で32になります。出版業界に入ろうとする人間としては遅咲きといってもいいかもしれません。基本的に遅咲きの人は散るのも早い。そんな定説を自分は持っています。見えるんですよね。もし成功したとしても、きっと私のことだからひょんなことから足を掬われて転んでしまうことになるだろうなと。どれだけ自分を信じていないんだ(笑)って感じですが。とりあえず、ここでは言えないような人生計画をいろいろ立てているんです。ちなみに電子書籍業界は私にとってチャンスなんです。元年といわれる今年、他の出版者と横並びのスタートをすることが出来ます。たぶん3年後あたりには、今とは違った光景になっていると思うんですよね。小出版社の持ち味を活かして、最初になるべくスタートダッシュを決めて、その3年後に、他社が追いつけないような状態にしてやりたいと強く思っています。まだここで叫んでも反応はないかもしれませんが、自分の作品を電子書籍化したい人、よろしかったら私にご連絡くれても良いかもです。組版、校正をして電子書籍化をします。契約内容はおいおいフォーマットを作成したいと思いますが、売り上げは著者と出版者側で分配するカタチで、ランニングコストと、あと編集作業料として10万円前後を想定しています。 10万円という金額は実際の相場をふまえて、月に3件あれば最低会社として継続出来る金額を想定してみました。また私個人でやるのならたぶん3件がきっと限界だろうなと思います。当然、審査はあります。著しくクオリティの低いもの、売れないだろうなと思われるもの、また楓出版のコンセプトから著しくはずれるもの(たとえばポルノ小説、またライトノベル系は扱わないつもりです)は、ご遠慮させていただくつもりです。 ってここまで書いておきながら疑心暗鬼でもあるんですよね。粗製濫造して電子書籍全体のクオリティを下げるようになるのなら、個人的にはやらない方が良いと思っています。時間を掛けて良い作品のみをコンシューマーの対象にする。それは紙の出版の方も同じ思いなんですが、やはり電子書籍の方はなぜならばリスクが少なく済む分、緩くしても良いだろうと思っています。逆にランニングコストは発生するみたいですけどね。もしかすると倉庫料を払うのとどっちがよいのかという話なのかもしれません。 私は作家でごはん!という投稿サイトを日頃出入りしておりまして、平均的なアマチュア作家のレベルを知っているつもりですし、またそれに対する評価を外に聞いてまわったこともありますが、おそらくここを見ている方の大半はごはん!経由だとは思うのですが、正直なところ、、、もうバッサリといかせてもらいますが(すみません、また反感を買うだろうなとドキドキしております笑)、あまり評価は高くないです。また個人的にはプロとしてやっていけるであろうレベルの人は、一人か二人ぐらいだと思っています。実際、作家でごはん!からデビューした人達を追っていけば明らかなんですが、2年に1人ぐらいの割合なんですね。何十という文学賞が存在しながら、たったそれだけなんです。 原因はコンセプトが紙とインターネットでは違いすぎることにある、私はそう思っています。作家でごはん!さんはいちおう紙媒体でのプロデビューを目標に掲げていますが、参加者の一人として率直に言わせてもらいますが、実のところそのコンセプトとかなり解離している状態になっているといわざるを得ません。デビューに興味のない人、諦めてしまった人、デビューに関係ない地方文学賞に投稿する人、ただの冷やかし(笑)だったり、本当に色々な人がいます。 作品も実は、そういう風になっているんですよね。面白いけれど、紙ではまず売れないだろう。そんな作品が山ほどあるんです。実は上記で述べたような方の多くは、面白い作品を書かれる人達なのです。もったいないと思っています。ならば私は、そういう作品はインターネットで勝負させてみたいと思うんです。値段がつかなかったものが、値段がつくようになる。 このまま、ずっとタダでいいじゃないかと思う方はいるかもしれない。それはそれで良いと思います。けど社会というのは経済としてお金が動いて、はじめて円滑に物事が動いていく。お金が発生すると設備投資ができるようになり、新しいシステムが生まれるようになります。そして新しいことにチャレンジすることが出来るんですよね。木が根を深くするようなものです。インターネット業界はようやく硬い大地が割れ始めようとしています。 ちなみに義理人情じゃあ、微動だにしません(笑)。けど義理人情を欠いちゃあ、お金があってもどこかで狂います。義理人情+お金、それが資本を動かすと言うことだと思っています。 でかなり前から考えているのですが私がやってみたいことの一つは、ラジオ番組を持つことです。アマチュア作家の作品を一本そのままラジオで朗読するんです。普通の人がただ朗読するのではなく、ちゃんとした声優をつかって、SE(サウンドイフェクト)なんかもつけたりして、ラジオなりにクオリティの高いものを作ってみたいと思っています。途中でCMを挟んだりして、電波でとばしたいと思っています。インターネットを利用して作品を書かれている方の多くは、短篇小説が主体です。ラジオ番組と、きっと相性は良いだろうなと踏んでいます。落語みたいにそれを音源として販売する。というところまでやってみたい。今やれば間違いなく失敗します。けどちゃんとしたステージに立てば、それは不可能ではなくなる。車を運転中に、ラジオでとつぜん物語が始まったら面白いと思いませんか? 出版が済んだら番組持たせてくれって交渉に行こうかしらん、と思っていたりします。門前払いは覚悟の上です。その失敗を元にチャレンジすればよい話で。 そんなわけで、いろいろ考えているわけですが、もし興味のある方私にご連絡下さい。すぐにご返答は出来ないと思いますが、上で述べた話に進展があったときこちらからご連絡差し上げたいと思っております。進展あるのかよ?って思われるかもしれませんがいちおう。 それでは。