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塾長光田の「立志の門」

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2009年04月20日
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《京都新聞より》
2010年8月末までに廃止される職業体験施設「私のしごと館」(京都府精華町、木津川市)について、売却を含めた同館施設の有効活用策を探る厚生労働省の検討会(座長=加藤丈夫富士電機ホールディングス相談役)が20日、同館で初会合を開いた。

 委員は地元自治体や経済界、学識関係の9人。この日は4人が欠席した。

 施設の活用方針について、木津川市の河井規子市長は「同館は子どもらにものづくりの大切さを伝える重要な施設。厚労省で無理なら、文部科学省の教育施設にできないか」と提案。府の高嶋学政策企画部長は「国家プロジェクトの関西学研都市にふさわしい利用を考えてほしい」と求めた。

 同館を委託運営するコングレの隈崎守臣社長はオブザーバーで出席し、「高額で施設を売却する目的でなく、地域の雇用を守り、教育に役立つ施設であることを踏まえ、本当の意味での有効活用策を探るべき」と訴えた。

 同省によると、活用策を実務レベルで検討するシンクタンクを今月末に決定。各委員の意見を踏まえ、シンクタンクが建物の改修費や事業の収支も調べ3、4件の活用案を検討委へ報告する。検討委は年末までに、これらを基に方針を取りまとめる。

《以下、私が生徒を連れてしごと館へ行った時のレポート》
今回のワンダーネットは、3月30日にプレオープンした「私のしごと館」へ見学に行って参りました。
「私のしごと館」は関西学術研究都市(精華・西木津地区)に総工費581億円をかけ建設された国家プロジェクトの施設です。
小学生から高校生までの若い人たちを中心に、世の中のさまざまな職業を見て、触れて体験し、学ぶことで、自分自身がやるべきことを真剣に考え、積極的に「考え」「学ぶ」参加型の施設です。
 建物は3階建てで約3万5000平方メートルの広さがあり、1しごと探索ゾーン、2しごと体験ゾーン、3しごと歴史・未来ゾーン、4じぶん発見ゾーン、5しごと情報ゾーン と5つのゾーンに分かれ、多種多様な職業を映像で体感したり、様々な仕事を体験しながら、未来の仕事や自分の生き方を学べるようにできており、楽しみながら学べる機能いっぱいの価値ある施設です。
今回子ども達は、色々な質問に答えることによって自分の適性が判断できる「じぶん発見オリエンテーリング」に夢中になり取り組んでいました。
正式なオープンは10月4日で、この日より様々な仕事の体験(宇宙開発・新聞記者・TVスタジオ・消防官・介護・美容師・フラワーデザイナー・ピアノ調律師・声優・CGデザイナー・・・など)が可能となります。世の中に30,000種類あると言われている職種の中から約700種を紹介しているそうで到底一日で全てを体験できるはずもなく、何度も行きたくなるそのようなわくわくする施設であると感じられました。
まだ「私のしごと館」へ行ったことがない方は是非、体験してみてください。こんな施設が自分の住んでいる地域にあってよかったと実感できると思いますよ。

このレポートのタイトルは「しごと館でしごと感を!」でした。
すごく立派な施設を作りました。しかし、赤字が続いているので廃止です。果たしてこのような短絡的な結論でいいのでしょうか?

「私のしごと館」の有効利用、収益改善、集客・・・について国は、精華町は、木津川市は、真剣に議論を重ねてきたのでしょうか?

これだけの施設、有効活用の道は必ずあるはずである。また、「私のしごと館」をつくったコンセプトも十分理解ができ、今の日本の教育に欠けている部分を補えるものだと期待していました。
日本の教育に欠けているもの、それは多々あるかと思いますが、その一つに「職業教育」があげられるのではないでしょうか。今、中学校では、年に2・3日ほど「職業体験」の名の下、お遊びのような体験授業が設定されていますが、果たして、この2・3日間はどれほどの効果があるのか?子ども達のその話しを聞くにつれ甚だ疑問です。

「私のしごと館」によく似た施設で、民間が経営する「キッザニア」、ここは多いに工夫を凝らし大成功していると聞きます。
「私のしごと館」ほどの官の力を思う存分使った立派な施設、本気で再生策を考えるならば、キッザニアに負けるはずがありません。この際、キッザニアの真似をしてみてはいかがなものかとも思います。官のプライドがあるならば、何としても廃止ではなく再生策を考えて欲しいものです。
官が民に負けっぱなしの状態でいいのでしょうか?民に移行させれば何でも上手くいく、こんな風潮がありませんか。精華町、木津川市も地元自治体としてもっと真剣に「私のしごと館」に向き合わなければいけないのではないでしょうか。






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最終更新日  2009年04月21日 12時41分31秒
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