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カテゴリ:Pに思うこと
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この記事でprincipさん(小学校の校長先生です)は、PTAのメリットとして次の5点をあげていらっしゃいます。 1.親同士の助け合い 2.(子どものための)豊かな文化活動 3.学校への支援 4.学校が見えてくる 5.会員は自分の世界を広げている なるほど。principさんはPTAという組織をこのような意義・役割を持つものと認識なさっているんですね。 1,4,5は「保護者の意識を変える」、2,3は「金銭あるいは労力による学校支援」とまとめてもいいでしょうか。 確かにPTAのこうした機能はとても重要なものです。特に、保護者が学校のことを知り、学校が抱えている問題を知り、他の保護者との話し合いよって様々な考え方の存在を知り、子育てや社会に対する認識を新たにするのはPTAの最も大切な目的のひとつでしょう。 ただ、保護者として外すことができないPTAのメリットのひとつが、ここには書かれていません(わざとかな?)。それは、 0.保護者の声を学校に届ける こと。principさんのあげた5つのメリットは、実は「保護者会」であっても問題なく行うことができるものばかりです。 わたしは、PTAに“T”が入っていることの意味に拘りたいし、拘るべきだと思っています。保護者の意識だけでなく、教師の意識をも改革していくこと、それがPTAの持つ最大の意義だと感じています。 ここで、「学校に文句をつけるPTA」をイメージされる方もいらっしゃるでしょうが、それとはいくぶんニュアンスが違います。 学校運営の最高責任者は校長であって、価値観があまりにも多様化している今、校長がリーダーシップを発揮して学校運営の方針を定めることは必要不可欠でしょう。そして、校長が運営方針を定める際に、保護者の、できるだけたくさんの保護者の学校に対する思いを知っているかそうでないかは、(たとえ運営方針が不動であったとしても)大きな違いを生み出すと思います。 同じことが、学級運営をめぐる教師と保護者との関係にも言えるはず。教師はそれなりの信念を持って学級運営を行っているのでしょうが、それを保護者がどう感じているか、保護者はどのような運営を望んでいるか伝えることができれば、教師の意識を揺さぶらずにはいられないでしょう。 個々の保護者がそれぞれ教師としっかりコミュニケーションを取り、思いを伝えることが出来ていれば、PTAという組織を借りなくても「保護者と教師の思いのベクトルを合わせていく」ことができるかもしれません。 けれど誰もが忙しい今、用もないのに学校に行こうとする保護者などごく少数。PTA活動を通じて、いくぶん強引にであっても保護者に学校に行ってもらい、授業の様子を見てもらい、保護者同士が話し合って意識の摺り合わせを行い、その集約を教師に、校長に届ける。 PTAの最大の意義・目的はそこにあるのだと、わたしは考えています(「保護者側」の勝手な思いこみでしょうか?)。 今日もまちびらき行事の後始末にちょこちょこと走り回りました。休み明けなので警察や土木に借り物を返したり、礼状を手配したり。 夜、市P協のHP検討委員会。サイトマップ案を作ったので、それをもとに誰がどのようにして中身を書いていくか話し合いました。とりあえず今年度は、検討委員会の5人で中身を作っていく(連Pのページ、専門委員会のページはそれぞれ書いてもらい、検討委員会でチェック)ことになりました。 連Pのページについては、それぞれ(小P連や中P連)に文責を押しつけてノーチェックがいいんじゃない? と思いましたが、やっぱ市P協のHPだからそうはいかないんだろうね。ま、即時性という意味ではいくぶん不満の残る体制(連Pや専門委員会から送られてきた原稿を検討委員に同報メール、一週間以内に全員がチェックして、担当責任者が完成稿を事務局にメール)だけど、ほとんど更新されなかった昨年よりは格段の進歩ですから、よしとしましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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