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海域アジア史研究会公式ブログ

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こちらは、海域アジア史研究会の公式ブログです。例会・特別例会などの開催予定や活動報告などの情報を公開しております。
海域アジア史研究会とは、1993年に対外関係史や海上交流史などを専攻する関西の若手研究者・院生を中心として結成された研究会です。近年、いずれの分野においてもアジアの海を結ぶ様々な現象に対する関心が高まり、研究も増加してきています。しかし、従来の陸と国民国家に縛られた日本史・中国史・東南アジア史、或いは古代史・中世史・近代史といった枠組みは、個別研究の深化の一方で分野を超えた問題意識や研究成果の共有を困難にするだけでなく、そのような枠組みでは捉えきれない様々な要素を過小評価してきました。この研究会では「海からの視点」をキーワードに、より広くアジア全体を捉えることで、分野を超えた議論と交流を目指します。

例会は、毎月1回通常は大阪大学で、原則として史料講読もしくは話題提供と研究報告の二本立てで行われます。史料講読では『歴代寶案』・『善隣國寶記』、或いは『明實録』といった史料から主に対外関係や交易にかかわる史料を取り上げます。研究報告・話題提供では、卒論・修論の準備報告から、第一線の研究者の最新の議論まで毎回示唆に富む発表が行われています。

史料講読・研究報告いずれも討論を重視し、原則として30分以上の質疑時間を設け、日本史・中国史・東南アジア史はもちろん中央ユーラシア史からも、専攻を異にする参加者がそれぞれの立場から活発な議論を展開しています。とくに事前の申し込みなどは必要ありません。上記趣旨に興味をもたれる方々の積極的参加をお待ちいたしております。

2017.11.03
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カテゴリ:例会・特別例会

11月25日(土)開催の海域アジア史研究会のご案内をいたします。先日ご案内した11月19日(日)ならびに25日の会への皆さまのご参加をお待ちしております。

 

海域アジア史研究会(11月25日)

日時:2017年11月25日(土) 13時30分~17時30分ころ

場所:大阪大学豊中キャンパス文法経済学部本館2階 大会議室

 アクセス:​​http://www.let.osaka-u.ac.jp/ja/access

 豊中キャンパスマップ(4)の逆向き「コ の字」型建物が会場のある建物です(大会議室は左上隅に位置します)。大会議室には、(3)の総合図書館側の入口から入って、右手の階段をあがり、廊下を右側にお進み下さい。階段手前の右側の部屋が会場の大会議室です。

 

報告者・報告タイトル(敬称略)

 ペレス・リオボ アンドレス(Andres Perez Riobo, 同志社大学グローバル地域文化学部)

 「ペドロ・オルドニェス・デ・セバリョスの世界一周:スペイン黄金時代の冒険者が見た世界の様子」(Pedro Ordoñez de Ceballos y su vuelta al mundo: el mundo visto por un aventurero de la España del Siglo de Oro)

 平山篤子(帝塚山大学名誉教授)

 「16・17世紀におけるヒトの移動-太平洋をわたった人々-」

 
報告・質疑は日本語で行います

資料代として200円ご用意下さい

研究会後、阪急石橋駅周辺で懇親会を予定しております

 

報告要旨

 

ペレス・リオボ アンドレス氏

 En 1614 se publicó en Madrid la obra "Viage del mvndo". Esta es la crónica en primera persona de la vuelta y media al mundo que Pedro Ordoñez de Ceballos dio desde 1574 durante un período de 30 años. Visitando lugares de Oriente Próximo, Europa, el Nuevo Continente y Asia donde castellanos y portugueses desplegaban sus actividades, se encomendó a tareas de conquista, comercio y evangelización. Sin embargo, la veracidad de su obra es cuestionable y por ello las opiniones están divididas entre los que la consideran una obra literaria y los que la ven como un documento histórico. De cualquier manera, esta obra refleja la visión del mundo de un español activo dentro del imperio en el que no se ponía el sol. En esta comunicación haremos una presentación de la vida y obra de Pedro Ordoñez de Ceballos.

 1614年にマドリードで『世界の旅』が出版された。著者ペドロ・オルドニェス・デ・セバリョスが1574年から30年間をかけて地球一周半を回った体験を生々しく記録したものである。彼は中東からヨーロッパや新大陸を通じて東アジアまで、スペイン人とポルトガル人が活躍していた地域を訪れ、征服・交易・キリスト教布教などに努めた。ただ、この記録の真実性について疑問があり、文学作品と見なすか歴史的な資料と見なすか意見が分かれている。いずれにしても、世界全体を見渡すこの作品は「太陽の沈まぬ帝国」の中に暮らしていたスペイン人の世界観をよく写している。この発表でペドロ・オルドニェス・デ・セバリョスの人生と作品を紹介する。

 

平山篤子氏

 フィリピン諸島は、スペイン帝国が約半世紀にわたる努力の末、東部アジアの海域に得た植民地である。二十年ほど前までは、研究が主に王会計の収支報告に基づいていたことから「赤字植民地」や「忘れられた植民地」などと呼ばれ、あまり研究者の関心を惹かなかった。しかし、太平洋が研究対象として注目されるようになった近年、マニラにおけるスペイン政庁設立とガレオン船定期運航開始が、モノ・カネ・情報をもって東部アジアとアメリカ大陸、ひいてはヨーロッパ大陸を接続し、地球一元化が進むのに不可欠な一片だったとして、その重要性が認識されるに至っている。だが主商品の絹や銀(カネかモノかは地域で認識が異なる)の移動に関しては理解が進む一方で、ガレオン船運航に人手がかかることや、各地の人手不足からヒトも相当動いたはずなのに、その実態はまだ解明すべき点に満ちている。これらのヒトは、スペイン人などヨーロッパ人以外に、中国・東南アジア諸地域・アメリカ大陸・インド・西アジア・アフリカ等々、出身地域と身分において多様であることが分かりつつある。まだテーマとして十分熟しているとは言えないし、報告者の関心が華人の移動にある点で限定的であるが、先行研究の紹介、報告者のメキシコの国立文書館での調査をもとに現在の時点で言えることを報告する。

 

連絡・問い合わせ先

〒560-8532 大阪府豊中市待兼山町 1-5 大阪大学文学部・文学研究科 東洋史学研究室 

Tel(研究室): 06-6850-6111 / Fax(研究室): 06-6850-5091

冨田暁(海域アジア史研究会事務局)











Last updated  2017.11.05 14:33:18


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