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海域アジア史研究会公式ブログ

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2014.05.25
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2013年12月、海域アジア史研究会創立20周年記念シンポジウムを、木浦大学校島嶼文化研究院との共催により、韓国の木浦で開催しました。海域アジア史研究会側からは、16名の参加がありました。

【シンポジウムタイトル】
 海域アジア史研究会創立20周年・島嶼文化研究院創立30周年記念国際シンポジウム「島と海から見た歴史」

【主催】
 海域アジア史研究会・木浦大学校島嶼文化研究院

【会場】
 韓国全羅南道木浦市・国立海洋文化財研究所
 
【報告者・報告題目】
 カン・ボンニョン(木浦大学校)「韓国海洋史の大きな流れ」
 キム・ギョンオク(木浦大学校)「島と海の社会史」
 イ・ガンウク  (木浦大学校)「高麗末、東アジア情勢と高麗水軍の整備」
 カン・ヲンジュン(海洋文化財研究所)「水中発掘古船舶構造木片研究」
 中村 翼(大阪大学)「日本中世史研究の展開と海域アジア史」
 山内晋次(神戸女子大学)「硫黄流通からみた海域アジア」
 岡本弘道(県立広島大学)「仲介者としての琉球王国」
 蓮田隆志(新潟大学)「新発見の日本国王書翰にみる黎明期の日越交渉とアジア海域世界」

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韓国側報告者

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日本側報告者

【日程】
 12月1日(日) ソウル・龍山駅集合、KTXで木浦へ(3泊とも新安ビーチホテル)
 12月2日(月) シンポジウム、海洋文化財研究所博物館見学(新安沈船など)、懇親会
 12月3日(火) 見学会(木浦大学校島嶼文化研究院、曽島)
 12月4日(水) KTXでソウル・龍山駅へ、国立中央博物館(ソウル)など見学、帰国

12月1日、日本各地(および留学先のソウル)からの参加者は、ソウル・龍山駅に集合したのち、韓国新幹線(KTX)で木浦に入りました。島嶼文化研究院に手配していただいた新安ビーチホテルにチェックイン後、この夜は日本側参加者だけで夕食をとりました。

翌2日のシンポジウムは、国立海洋文化財研究所の博物館視聴覚室を会場として開催され、韓国側・日本側それぞれ4人ずつ計8人の報告者が、海域史・海洋史をめぐるさまざまなテーマをとりあげて報告をおこないました。シンポジウム終了後、戦後間もない時期の木浦市街地を回顧する特別展を見学しました。この日はたまたま、この特別展の開幕セレモニーの日にあたり、立食パーティーのお相伴にもあずかりました。そしてこの後、日本側参加者がもっとも楽しみにしていた新安沈船の船体と引揚遺物を、休館日にもかかわらず特別に見学させていただきました。貸し切り状態でじっくりと新安沈船を見ることができたのは、ほんとうに幸運でした。この日の夜には、新安ビーチホテル近くの韓式レストランで懇親会が開かれ、その後、2次会までなだれ込んだ参加者も多数いました。

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3日の見学会ではまず、郊外の新キャンパスから木浦市中心部の旧キャンパスに移転したばかりの島嶼文化研究院のなかを、先生方の個人研究室まで含めて案内していただきました。その後、木浦大学校の先生方や学生さんたちと貸し切りバスで新安沈船発見地点のすぐ南側にある曽島に向かい、ふだんなかなか訪れる機会のないその発見海域の状況を実見しました。夕刻に木浦市内に戻り、島嶼文化研究院の先生方と別れたのち、日本側の参加者で韓国名物の焼き肉を堪能しました。

monument2.jpg

sea2.jpg

最終日の4日は、朝のKTXでソウル・龍山駅に戻り、そこでひとまず解散ということになりました。こののち、一部の参加者は国立中央博物館などを見学し、それぞれ帰国の途に就きました。

今回の韓国シンポジウムは、海域アジア史研究会としては初の海外シンポジウムであり、無事に開催までこぎつけられるか若干の不安もありましたが、結果的にはシンポジウム・見学会ともにたいへん実り多いものとなりました。さまざまなご配慮をいただいた、姜鳳龍院長をはじめとする島嶼文化研究院の先生方、シンポジウムの通訳のために日帰りでソウルからお越しいただいた崔◆植先生(東国大学校、『海域アジア史研究入門』韓国語版翻訳者)および会場を提供していただいた国立海洋文化財研究所のみなさまに、心より感謝申し上げます。また、全国各地および留学先のソウルから駆けつけていただいた日本側の参加者のみなさまのご協力にも、深く感謝申し上げます。(◆=金へんに公)

海域アジア史研究会では、今後さらに積極的に海外でのシンポジウムや見学会の開催を企画していきたいと思いますので、研究会関係者のみなさまには、ご協力の程よろしくお願い申し上げます。

(山内晋次)





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Last updated  2014.05.25 05:47:47
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