2008/09/13(土)00:09
君を幸せにする会社
『君を幸せにする会社』(天野敦之 著) ――第17回・読書前感想文
よほどのことが重ならない限り推薦文を書かない私が、推薦文を書いている本です。
毎月行われているPRPJという出版関係の勉強会で、かなり前から議題に上がっていたので、
早い段階から原稿を読んでいました。
その頃から「これは素晴らしい」と思っていました。
内容はビジネス寓話です。
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<あらすじ>
ある温泉街の老舗旅館「クマの湯ホテル&リゾート」。
2代目のクマ太郎は、旧態依然とした経営を立て直そうと、ビジネススクールで
学んだ手法を導入。
ところが業績は一向に改善せず、断行したリストラも状況を悪化させるばかり。
そんなドン底状態で、ある事件が……。
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会社や利益に対する考え方って、ここ数年よく議論されてきたことなのですが、
この本にある結論が「ほぼ最終結論」なんだと思います。
ビジネスの最前線で働く人間が真剣に考えれば、誰しもここの結論にたどり着くのだと思います。
著者の天野さんは公認会計士で、某大手証券会社の投資銀行部門でバリバリの第一線
だった方です。
(年齢は、私の1コ上)
文章もストーリーも丁寧で上手です。
ぜひご一読いただきたい本です。