カテゴリ:つれづれのままに
マルクスの哲学が人気者にアメリカの経済が調子が出ない。1ドルが依然として104円51銭あたりを行ったりきたり。為替がこの調子と 言うことは日本の景気も極めて悪いと言うことだ。アメリカも日本の株もせいぜい 200~300円高と言う程度で景気は最低だ。 ホンダもトヨタも1円の為替損は1億円もの損失になると言うのだから最近の為替相場では毎日100億円 前後の損失を出している計算になるわけだ。 そういう重苦しい景気だから日本の投資も低調で益々外国投資家が出て行ってる有様だ。景気は10年ぶりに後退し失業者も激増している。 アメリカもイラク戦争で負け戦で石油も 確保できず戦費はうなぎのぼりで景気は悪化の一途でインフレまで高まっている。大豆やコーンなど食料品の値段が上がり、 石油の高騰でアフリカやメキシコで暴動も起こっている状況で資本主義の行き詰まりが本気で語られている。貧困の格差や温暖化問題も 拍車をかけている。 この中でマルクスの人気が 高まってきているのだ。ニューヨークタイムズや世界のジャーナリズムでマルクスの特集が組まれているのだ。日本でもテレビや新聞でマルクスが 話題を集めている。特にマルクスの資本論の信用論などが取り上げられている。アメリカの金融証券が住宅問題でバブルを生み出して 証券で借金が証券化され世界にばら撒かれ、 実体のない金融が拡充され今日の混乱をうみだしたことから、どう考えたらよいのかマルクスの信用論に求めると言う傾向が世界に漂っているようだ。 マルクスは銀行が再生産して欺瞞とペテンを資本主義様式の中で発生させると警告を発して過剰投機や過剰生産、 恐慌を抑制する事を強調し金融資本の適正化を求めているが資本主義様式では腐敗現象、過剰投機は拡大するとしているとともに国民の立場に立った社会が 実現すれば過剰生産や過剰投機、恐慌や腐敗現象をコントロール できるとして、現在人気を集めているようだ。 南米各国では其の模索が始まっている。貧困や過剰投機、過剰生産による弊害が強く、その打開が求められ ているからだ。南米各国はこのことを新資本主義と手を切り資本主義ではない、新しい南米の独自の道と称して歩き始めている。 ベネズエラ,ボリビヤ、ブラジルなど沢山の国々がアメリカと手を切って歩み始め これにアフリカ、インド、中国なども加わってきているのだ。 昔ローマが世界を制していたが 崩壊したように今はアメリカの世界支配に抗してアジヤ、南米、アフリカ、ヨーロッパなどの国々が連帯して世界を動かしているようだ。 日本やアメリカ、イギリスなどの連合 はまるで孤立し影響力もない。まして日本が望む日米の 世界の防波堤や日本軍国主義復活などは安倍政権崩壊とともに没したのだ。
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Last updated
Jun 3, 2008 06:17:21 PM
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