テーマ:家庭菜園(57257)
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まだ梅雨は明けていませんがこちらでもようやく蝉の声が聞かれるようになりました。
ただ蝉の世界でも季節感が曖昧で、本来ならニイニイゼミ、アブラゼミ、ミンミンゼミの順番に出てくるのですが、今年は同時発生しております(^_^;) 基本的に曇り時々晴れ、東からの冷たい風がそこそこ吹いて気温はそれほど上がらずと言ったところかな。 過ごし易い1日ですね(^_^) さて 今日の記事は2年続けて行っているブルーベリーの実生の私なりの育て方をまとめてみたいと思います。 先ずは前提として… 実生とは実または種から生じた個体のことで、元になった個体(品種)とは別の特性(別品種)を持ったものになります。 植物も動物のように父母各々の遺伝子を受け継いで生まれてくるので、多かれ少なかれ違いが生じます。 そんな中でブルーベリーは父母の特性を受け継ぎづらい植物で、全くの別物になるようです。 なので他の植物よりも当り外れが多いので、新たなオリジナル品種を作り出すというよりは、夢を見る為の楽しみ方の1つと考えた方が良いでしょう(^_^) 以上を踏まえて… 先ずは 用意するもの ・実または種 どちらもその年に採れたものでも冷凍してあったものでも大丈夫です。 ※種は実をすりつぶし、茶色または黒色のものを選び、水に沈むものが良い。 ・小さいビニールポット(6cmくらい)または半透明のタッパー等蓋のある透明な容器 ・ビニールポットの場合は底に1cmくらい水の溜められるカゴとカゴがすっぽり入る透明または半透明のビニール袋。 ・蓋のある容器の場合はティッシュまたはそれに替わる綿等。 ・用土として一般的にブルーベリーを育てる時に用いるもの。 ただし市販のブルーベリー専用培養土は避ける。 用意出来るなら、長繊維ピートモスが望ましい。 ・ピンセット、無ければ割り箸等で代用 ・霧吹き こんなところかな… それではスタート!(^_^) 種蒔きから発芽 ・ビニールポットに充分に湿らせた用土を半分入れカゴに入れます。 透明な容器の場合は底にティッシュまたは綿等を敷き、霧吹き等で充分に湿らせます。 この時水が溜まっているようなら捨てます。 これで種蒔きの準備が出来ました。 いよいよ種蒔きをするのですが、 実の場合はビニールポットへ 種の場合はビニールポットまたは透明な容器に蒔きます。 ・実の場合 用土の中央に実が半分埋まるように穴をあけ実をセットし、カゴをビニール袋にすっぽり入れて出来上がり。 この時ビニール袋の口は塞ぎ、湿度を保つようにします。 ・種の場合 ビニールポットでは用土の中央に割り箸等で浅く小さな穴(小さい種にあわせる)をあけ、種を入れます。 この時、土は被せません。 種は1粒でもよいのですが、発芽しない種もあるので2、3粒づつ蒔き、カゴごとビニール袋にすっぽり入れて出来上がり。 この時ビニール袋の口は塞ぎます。 透明な容器ではティッシュ(綿)の上にパラパラと蒔き、蓋をして出来上がり。 ・蒔いた後の管理は明るい日影または日影に置き、1日1回乾燥していないかをチェック、乾燥している時は霧吹きでしっかりと湿らせます。 夏場以外なら日向でもOK。 ビニールポットの場合は発芽から双葉とそのままの状態で水分管理していきます。 ・実の場合は発芽まで数ヵ月かかると思います。 種の場合は発芽まで気温にもよりますが、数日、希に1月から数ヵ月かかることもあります。 発芽のサインは… 種から1本の根が出てきてオタマジャクシのようになります。 ・透明な容器の場合は発芽と同時に一手間かけ、ビニールポットや小さな鉢へと1粒づつ移動、分けてやります。 この時、種蒔きの時と同様にビニールポットまたは小さな鉢に半分用土を入れ、中央に種の大きさに合わせた浅い穴をあけ、ピンセットで摘まむか、割り箸の先につけて移動させます。 (種が濡れているので箸1本で簡単にくっつきます) 移動させたらカゴに入れビニール袋にすっぽり入れて種と同様に管理します。 2、3日でカワイイ双葉になってくれるでしょう(^_^) 双葉以降の管理 ビニールポットに実や種を蒔いた場合は複数の芽が発生することも多いと思いますが、芽が出たばかりの時期に個別に分けることはかなりのリスクを伴いますので、避けた方が良いでしょう。 それぞれの大きさが少なくとも5cmくらいになるまでは我慢して下さいね。 ※分ける時は根を引きちぎらないように丁寧に優しく扱い、用土ごと取り出して水を入れた容器の中で解すと良いと思います。 また個別に植え付ける際は、やはり根を傷めないようにそっと優しく扱って下さいね。 ・この時期は強い太陽光と乾燥が一番の敵になりますので、ビニールポットまたは小さな鉢をカゴに入れ、すっぽりとビニール袋に入れて明るい日影または日影で管理しますが、夏場以外なら逆に日向の方が良いと思います。 この時カゴの底に1cmくらい水を溜め、常に湿らせた状態を保ち、ビニール袋の口は半開きまたは閉じて下さい。 ビニール袋については5cmくらいに成長した段階で外し、外気に慣らしていっても良いのですが、あった方がよく成長すると思います。 ・肥料について 双葉から5cmくらいになるまではやりません。 それ以降もやらなくてよいのですが、やりたい場合は一般的な大豆くらいの白い置き肥を1つ、株元から少し離して置いておくと良いでしょう。 ただし株によっては枯れるリスクがあります。 10cmを越える頃には株もしっかりと安定してくるので、大豆くらいの白い置き肥を1つ与えます。 ※肥料は必ずしも与えなければならないものではありません。 むしろ適度な陽光があり湿度を保てば、やがて勢いのあるシュートが出てくるはずです。 そのような状態になってから初めて肥料を与えた方が良い結果になるでしょう。 因みに私は チッソーリンーカリー苦土 「10-10-10-1.5」の置き肥を使用しています。 このような手順と気遣いで1年でも大きくなりますよ~(^_^) 要するに、 湿度管理が何よりも大事で、普段苗を育てる時以上に湿り気が必要なんですね~(^_^) 夏場の強い陽光だけは絶対にダメですよ! 以上のように育てると 私の記事によく登場する こちらは春には2輪の花を咲かせ、来月には発芽から調度1年になり、現在では1m程に成長していま~す(^_^)v このように育つ強者もあります(^_^) ここから紹介するのは昨年の秋冬に発芽したもの達です(^_^) 先ずは スパータンの忘れ形見 ん~勢いのあるシュートが良いですね! こちらもスパータンの忘れ形見 どちらも大きさは同じくらい、株元に肥料があるの分かりますか? この大きさくらいから肥料をあげると良いでしょう。 次は ティフブルーからの個体 次は カナダ産の冷食からの個体 ついこの間までの小さな姿も今ではこの通り! 凄い勢いを感じますね(^_^) 次は ブルーレイ(もじゃもじゃ君達)からの個体 次は チリ産からの個体 次は ラビットの種からの個体 何れも暑くなる前に太陽光をたっぷり当てて育てることで、しっかりと体力をつけました(^_^) 今日は長々と語ってしまいましたが、興味があったらお試し下さいね(^_^) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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