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2022.06.05
カテゴリ：Always~2022
上田電鉄別所線に乗って
 以前から何か機会があれば、と思っていたが、全然その機会がなく、今回ようやく上田に宿を取ったので、歩き旅を終え、帰る日の午前中を利用して、上田電鉄別所線に乗ってみようと思う  2022年5月21日 土曜日   10時13分発  ・・・〝シュッパコ！〟何がどうということはなく、ただ揺られて、沿線風景を眺めながら、終着点へ行く・・・ということをやるだけ   とはいえ私は鉄道オタクではない。ただのもの好き、そういうのを鉄道オタク・乗り鉄というのなら、そうかもしれないけれど   無言館という美術館  が沿線にあって、開館した頃、車で連れて行ってもらったことがある 美術学生だった若者が絵筆を持つ手に銃を握らされて戦場へ行かされ、そして戻ってこれなかった人々の絵や絵日記や素描なんかが展示されていて、胸に滲みた  また行きたい、と思いながら行けず、今回久々に・・・と思ったが、なぜか行く気がしないまま電車に乗って、窓の外を眺めていたのである・・・  ありきたりの風景・・・それがいつしか心に馴染み、ある日突然甦って来る  別所温泉駅に到着  鉄道マニアの人がどっさり乗っている      温泉街まで行く気もせず、来た電車がまた上田に戻る時間まで過ごして・・・  モハ5250丸窓車両が展示されている・・・  昭和61年(1986)10月まで、別所線といえばこの車両だった・・・  昭和4年(1929)に日本車両会社で3両製造された1両のようだ・・・  もう動かない車両が、雨にそぼ濡れている姿には、切ない寂寥感と往時の颯爽とした雄姿が彷彿ともしてきて、ちょっと複雑な思いになる・・・   11時11分発に乗って・・・  途中、唯一の有人駅(上田駅以外で)の〝下之郷〟駅では、車両庫の見学やグッズ販売などをやっていて、大勢の鉄道ファンがこの駅で下車して行った  当初、行こうかなぁと思っていた無言館へのバス  もこの駅から出ているようだ 開業100周年の上田電鉄別所線が次の100年もこの路線を走り続けることを願うばかりだ  上田のホテルに荷物を預けていたのを取りに行き、新幹線のホームに入って、小一時間、ずっと村上春樹を読んでいた・・・ その間上田駅にはずっとカッコーが泣いていたのだけど、まさかテープを流しているわけじゃないよな  カッコー・カッコー・カッコーカッコー・郭公・郭公・郭公・カッコー・郭公・・・12泊13日の旅を終え、やって来た新幹線に乗車した・・・  ＜追記＞ 旅の途中、ある事務局から電話がかかって来て、私のエッセイ作品を映像化したいと言って来た。 いやはやちょっとビックリ   スポーツイベントの仕事先から、 「9月4日(日)再開と決まったので、今後具体的な話し合いを持つことになる・・・」 そんな報らせも入った   ・・・・・・ コロナ禍はまだ終わっていないけど、こうしてそれまでのことがゆっくりとあたり前の形で始められたり、その間にいろいろとやって来たことが実ったり・・・ネジを巻き、いろんなことが動き出して来ることで、何かと何かが相乗的効果を上げられれば・・・  ＜2022年5月21日(土)に遊び、31日(火)に写真などを編集して、記＞ お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2022.06.05 10:00:12
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