中国ビールに有害成分?*輸入業者に確認求める*厚労省
中国産ビールに発がん性が指摘されるホルムアルデヒドの成分が多量に含まれているとの情報があり、厚生労働省食品安全部は十一日、全国の検疫所を通じ輸入業者に中国のメーカーへの事実確認を求める通知を出し、中国政府にも外務省を通じて調査を要請した。 ホルムアルデヒドの食品への添加は食品衛生法で禁止されている。 財務省によると、中国からのビールの輸入量は、二○○○年には約六十九万リットルだったが、昨年は百七十七万五千リットルに急増。小瓶に換算すると約五百万本になる。 厚労省に入った情報によると、ビールの沈殿物を除去する工程で通常は人体に無害なシリカゲルなどを使うが、中国のビール業者は価格の安いホルムアルデヒドを使用している恐れがあるという。ただ、外国資本の入っている工場では使っていないとの情報もある。 厚労省は、韓国の中央日報が中国での報道を引用する形でホルムアルデヒドの含有問題を報じたことを確認している。 中国からビールを輸入している国内業者は七社で、昨年の輸入件数は百件程度だという。2005/07/12, 北海道新聞朝刊全道, 36ページ, , 445文字--------------------------------------------------- 最近はアスベスト問題がクローズアップされている住宅業界ですが、つぎは食品業界です。 衣食住すべてが汚染されているようですね。 シックハウス症候群などの住宅の化学物質汚染問題もさることながら、特に、私(う)が最も憤りを隠せないのが「食品業界」。 人の健康に最も直結する業界でありながら、「食品」への規制はあまりにもユルいのではないか、というのが正直な感想。 外国産の肉や魚介類でも「国産」で販売するなんていうことが日常的に行われているなどは普通に考えてもおかしいと思います。 住宅業界で言えば、「鉄骨造住宅」を謳いながら実は「木造住宅」というような品質表示の詐欺にあたるようなものです。こんなことが行われたら即追及されるでしょう。 それにしても、「中国産ビール」から「ホルムアルデヒド」・・・ 開いた口がふさがりません。 安心で安全で十分な量の食料の確保は、環境問題やエネルギー問題と同じくらい、これからの日本にとっての最重要課題ではないでしょうか。 くわばらくわばら・・・---------------------------------------------------