星と月のおしゃべり

おばちゃん（ママのお姉さん）のまーちゃんが大好きです。
アイシテル、と言っても過言ではありません。
でも、遠くにいるので数ヶ月に１回しか会うことができません。

昨日、そのまーちゃんから電話がありました。

　「かいちゃんも！かいちゃんも！」

最近、電話は必ず代わらないと気が済みません。

　「かいちゃん、まーちゃんだよ。元気？」

　「まーちゃん･･･」

　「なにしてたの？」

　「まーちゃん･･･」

　「また遊ぼうね」

　「まーちゃん･･･」

まだまだ電話での会話は難しいようです。

しかし、電話を切った後、にこにこして

　「まーちゃん♪まーちゃん♪」

と久々に恋人と会話できた喜びにひたっておりました。

しばらくすると、

　「まーちゃん（は）？」

と、どうやらもうすぐ会えると思っていたよう。

　「まーちゃんは今日は来ないのよ。また遊びに行こうね」

と言ってもどうも納得いかない様子。

と、ちょうどその時、ドアの開く音がしてパパが帰ってきました。

　「ただいまー！」

　「あ、かいちゃん、パパ帰ってきたよ。おかえりは？」

　「･･･まーちゃん･･･、まーちゃぁぁぁんっ･･･」

なんと泣き出してしまいました。

パパに事情を説明すると、パパはご立腹。

　「かいせいっ！パパじゃダメなのか！」

　「ふぇ～んっ、まーちゃぁぁぁぁん･･･」

仕事から疲れて帰ってきたのに、かわいそうなパパなのでした。