ママのいいほうでいいよ
「じつはさ~ あしたモンキーパークに いきたいんだけど・・・」三連休の前日、Stellaがパパに話しかけました。「実はさ~」なんて改めて言わなくても、Stellaがモンキーパークに行きたがってることは百も承知。モンキーパークでポケモンのイベントをやっているという情報を数週間前に得てから、ずっと言い続けてるからです。でも、今週はママが風邪をひいてしまいました。 「ママの体調次第だな」 「ええ~」 「やっぱ 家族みんなで行かなきゃ駄目だろう」ママは咳がなかなかおさまりません。夜咳き込んでいると、Stellaが心配そうな顔でやってきました。 「ママ だいじょうぶぅ?」 「ん、ちょっと苦しいけど 大丈夫よ」 「あした モンキーパークいけるかなぁ?」 「Stellaさあ、ママが心配なのか モンキーパークに行きたいだけか どっち」 「どっちも」 「ふーん・・・」翌朝、熱は下がったものの、まだだるくて咳もひどく、とても出かける気にはなれません。Stellaには悪いけど、延期にしてもらおうと思いました。 「ママ モンキーパーク いける?」 「うーん、難しいなぁ・・・ でもStella 行きたいよね」 「ママのいいほうでいいよ」 「えっ!?」本当はすっごく行きたいくせに、そんな気遣いができるようになったことにびっくり。逆に、行かざるを得ない気持ちになりました。 「よし、大丈夫!行こう!」念願のポケモンイベントで遊び尽くし、帰り際に引いたくじでは三等の「ミニエアホッケー」が大当たり!StellaもLunaも楽しそうで、ママも無理して行った甲斐がありました。