「残す」ということ
2015年
祖父が亡くなった
その2ヶ月後
友人が亡くなった
その翌月
友人の旦那さんが亡くなった
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2016年3月
父が急死した
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祖父の時は、高齢でもあるし
いつ、そうなってもおかしくないという
それなりの覚悟のようなものがあった
1番辛かったのが
友人の死
家族同然の付き合いをしてきて
旦那同士は気持ち悪い程
連絡を取り合う仲
大晦日は、どちらかの家で年を越し
元旦はみんなで初詣
唯一たった一度だけ、崩れたのが2014年の大晦日
2015年の初詣で
「家族だけで来たのは、初めてだね〜」なんて
言ってた
何も知らず
知らされず
彼女が、闘病中だったのも気付かずに
でもそれは彼女の意志だった
心配をかけたくない
元気になってから会う
家族は親戚にも言わずに
彼女との約束を最期まで守った
そして、自分の最期も考えていた
どうして欲しいのか
ちゃんと、意志を残した
葬儀の事も伝えていた
「死にたくない」
彼女が母には言わず、実弟に言ったそう
彼女はまだ生きるつもりだった
彼女の旦那も言っていた
本人もまだ死ぬつもりはなかったはずだ…と
でも、きっと、感じていたと思う
旦那が言わずとも
自分の命に期限があることを
だから、残したんだよ
家族が困らないように
最期まで自分よりも
残された旦那と子供達の事を想って
母として
妻として
強く最期まで生きたんだと思う
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お盆にも我が家の家族でお墓参りはした
でも先日の命日には
うちは1人でお墓へ行った
カーネーションとかすみ草を持って
お茶をした
「また来るね」
寂しくなったら、またお茶しに行こうと思う
彼女の偉大さと優しさは真似出来ないけど
近づけるように生きたいと思う