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カテゴリ:中国滞在記
近頃料理ネタが多かったので、個人的に最も燃えるテーマを綴っていきたいと思う。
一応、三日連続でいくつもりなので、お付き合いください。 女性や武術に興味のない人にも楽しめるものにするので、顔をしかめずに読んでくださいね。 タイトルから想像するに、虐げられた歴史における発展とか、軍隊やら、苛酷な環境に住む人を引き合いに出すと思われそうだが、今日はそんなカタイ話は抜きである。 それはまた別の機会に。 まず私のしょーもない体験談をお読みになってください。 二十年程前に西安にいた私の元に、友人から小包が届いた。いつもブログでアニメ・特撮ネタを熱く語っているヤエモンジさんからだ。(思えば付き合いもほんとに永い) おっと、話を戻そう。 郵便配達の人が、紙切れを見せる。小包が届いている知らせの。 ここで言いたいのは、紙切れ持ってくるなら、現物を持って来い!なのだが、私は自転車で三十分離れたところにある郵便局へそれを取りにいった。 そして、倉庫?にある山のような郵便物をかきわけて、荷物を見つけるのである・・・。そのために費やす時間、一時間強。 無駄である。 もっとも、私はその荷物を心待ちにしていたため、作業自体は苦にならないのだが、日本に住んでいては許されないような時間の無駄をさせるのだった。 (なお、現在のシステムがどうなっているかは全く知らない。私がいたときはこうだったとだけ思っていてください) 冷蔵庫を買わねば!と、思い立ちデパートに向かった。 私の世話をしてくれた高老師に相談すると、二つ返事で手伝ってくれるとのこと。 私は若かった。そして、甘ちゃんの日本人だった。 高老師はリヤカーを調達して、ニコニコと待っていた。 (え!そ、それで行くの?) これで終わりと思ったら大間違い。 さらに驚くべき現実が待っていた! その当時の西安のデパートは、照明もつけておらず、中は薄暗~い。ショーケースの中には隙間のほうが多いほどの物の少なさ。 高老師が店員に何か訊いている。 「冷蔵庫は三階にあります」 私たちは三階に向かった。エレベーターは使用不可。さて、どうする? リアカーを引いて、(私は押して)階段を登ったのだああああ! ようやく登りきり、ほんとにホコリだらけ!の冷蔵庫を購入した。日立や東芝製品は以上に高かったので断念。 そして、帰りも階段をリアカーで下りる。冷蔵庫が落ちないように二人とも必死であった。 なんか、書いていて非常に懐かしくなってきた。毎日がお笑いだったなあ・・・。 当然ながら、住んでいた所へ(片道五キロほどだけど)リアカーで帰りました。 また、このあとが傑作で、隣の人や近所の人が見物にくるんですよ。 冷蔵庫を開けちゃ、閉め、閉めちゃ、開けして、ニンマリしながら「好(ハオ)!」と親指を立てる・・・。 これに一時間・・・。 (早く帰れよ!)これが正直な気持ちだったが、この程度で目くじら立てていては、とても中国で暮らすことはできないのだった・・・。 買った冷蔵庫の首尾はもう最高でしたよ・・・。うるさくて夜眠れないし、霜が毎日のように張り付いて、掃除が大変で、何より、電力不足のため、毎夜十時以降は停電!しかも、断水! この恐ろしさは冬にこそ思い知らされるのであるが・・・。 さてさて・・・。 この話のどこが武術・格闘技につながっていくんでしょうねえ。 最終話において、しっかりと結ぶのでそこは期待してもらって結構ですよ。 では、明日に続きます。 今日の一言。 三回と書いたが、もっと長くなりそうである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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