カテゴリ:縄文文化 四
浅春の野辺の小鳥と戯れて
![]() 「ホラ、これはキツネ、トオチャンとお揃い、向こうでもこれだけのはそれほどないヨ・・・それでこっちはモズに・・・ウサギの皮だよ、軽くて軟らかくてそれでもってあったかいいんだ。みんなオイラが獲ったのだよ、凄いでしょうもうすっかり狩りの名人さ。」 「ホント、だってこっちにいる時は狩りが下手でみんなのお荷物だったのに・・・」 「だって向こうではヤジリを毎日作ってそれを試して・・みんなの分まで作ってやって代わりに狩りを教わって。・・・だいたいオイラはもともとは筋が良いから・・・エッヘン、今では狩りの名人だよ・・・。クマ狩りだってオイラの号令で最後はヤリで急所を一突き・・・けが人もほとんどいなくなったんだぜ・・・なんだいカアちゃん泣くなよ・・・」 ![]() 「だってお前・・・嬉しくて・・・アタシにまで、タケルさんのもハイ・・・アリガトウネ。」 「カーボウ・・・狩りまで名人とは、これで鬼に金棒だな。安心して任せられる・・・。」 「よせやいまだムラオサはオグマのトオチャンがいるから、オイラはまだまだだよ・・・」 「いや、オグマは足の怪我が良くならないで狩りが難しいんだ、だから今のうちに跡取りの事を憶えて貰って・・・」 「そうだよ・・・だからお嫁さんも貰って・・・ネエ誰がいい・・・誰でもいいヨ・・・と云ってもこのムラの子ではダメだけど・・・。」 「よせやいいくらオイラが好きだって向こうがダメならしょうがないし・・・。まだその気にならないヨ・・・」 「だってもう18だよ・・・フフフ・・・まだカエデちゃんが忘れ去れないの・・・」 「よして・・・大体あんなお転婆もともとオイラの好みではないんだ・・・。」 「今日はあらカーボウ、お帰り、元気そうで良かったネ、・・・ところで誰がお転婆だって。」 「ワーーーーカエデちゃん・・・どうして・・違う違うカエデちゃんは・・・お天道様みたいだって話していたんだよね・・・。フー驚いた・・・」 「まあ、いいヨ許してあげる・・・。お疲れさんでした。ところでお嫁さんは誰にする・・・お転婆は駄目だからね。」 ![]() ここは赤城山麓の嶺公園です、多くのカメラマンが野鳥に餌をあげるので四十雀や山雀はすっかり人になついて逃げないで寄って来ます。 賛否両論ありますが、ここではそれもアリではないかとも思います。写真を撮るばかりでなく中にはこんな触れ合いを楽しむ方も来ています。 確かに野生化した捨て猫等に餌をやるのはいけない事と思いますし飼い主は責任を果たさなければならないですが。小鳥や水鳥に対しては・・・それが良いか悪いか、野生に対しては悪いかも知れませんが・・・一概に排除は出来ませんヨネ。 よろしかったらポチっと→ ![]() にほんブログ村 ![]() |
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