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テーマ:DVD映画鑑賞(14163)
カテゴリ:アートごと
↑ ぐるぐる王国さんから購入したDVDボックス「火星年代記」を先ほど観終わりました。 昔にたった一回だけしか観ていないにもかかわらず、強烈な印象を残していたこの作品。23年ぶりに再会しても、その印象の深さは変わっていませんでした。(そればかりか、一字一句食い入るように観ていました。最近のTVではこんな集中力で観る事もないのに) 特撮に関してはいわゆる「古いウル●ラマンレベル」で今の目には厳しいかもしれませんが、そんな事は実に些細な部分で、同梱された原作小説と読み比べればその再現度/構成力はとても高度なのがよく分かります。 短編オムニバス形式の壮大な世界観を作り上げるために、TVドラマを選んだのも実に理にかなっています。製作スタッフはTVドラマの企画としてこの作品を取り上げたのではなく、この作品を映像化するために選んだ結果がTVドラマだったと思うのです。 ついでに主役のロック・ハドソン氏はアメリカTVドラマにいっぱい出ている役者で、この人の顔を見るだけでひところの時代の空気が鮮やかに蘇ってきます。 私はそんなにドラマを見ないので、コレよりもすばらしい作品をよく知りません。 年月がたって、このドラマも「数ある海外ドラマの一つ」として埋もれてしまうかもしれませんし、私の周辺でもコレにお金を出すものは私以外に誰もいませんでした。 それだけに、この作品に限らず「知る人ぞ知る」ドラマ・マンガ・映画・音楽などについては 「オレが世界一よく分かってるのだ!」とうぬぼれてしまったりするのです。そしていつも、余計な啓蒙主義が頭をもたげてくるのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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