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曹操閣下の食卓

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2008.01.31
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カテゴリ:グルメ
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チョコレートの歴史はコロンブスのアメリカ発見に始まる。

ルイ13世の后妃・スペイン・ハプスブルグ王女のアンヌ・ド・オートリッシュがフランスにカカオを持ち込み、ルイ14世の后妃マリーテレーズはカカオ専門の薬剤師を連れてフランスに嫁入りした。

それまで濃厚なココア、ホット・チョコレートの形で、苦いまま精力剤や嗜好品として飲まれていたショコラティエを「菓子」として食べはじめたのが、どうやらマリー・アントワネットだといわれている。

それが「ピストイユ(円筒)」という円盤型のチョコである。

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これは1800年に創業したドュボーブ・エ・ギャレ(Debauve et Gallais)の歴史でもある。

なぜ円盤かというと、クッキーのようにドライ・フルーツやジャムなど甘いものをのせて食べたからであるらしい。

http://www.debauve-et-gallais.com/

おもしろいのは、ルクセンブルグのオーバーヴァイスでも円盤型ではないが、小さなトランプのようなカルテ・ショコラを売っていること。

つまり、アントワネット以来の「スイーツの食べ方」が、ルクセンブルグ公室には伝承されているわけだ。

そんな歴史を知っているのか、知らないのか、日本の森永製菓が突然、ピストイユのニセモノを売り出した。

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これを見たとき、すごく恥ずかしくなった。

森永製菓の浅はかな猿真似は、中国の「ニセどらえもん」のようなものだからだ。





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Last updated  2008.02.01 03:58:18


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