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曹操閣下の食卓

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2008.04.04
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カテゴリ:芸術
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スタニスラフ・ブーニンはソ連の天才教育が生み出した最後期のピアノ芸術家であるが。

若いころにショパンを聴いたとき、だいたい世間ではブーニンのショパンが最高なのだということになっていたから、彼の西側亡命後のコンサートにも行ったし、レコードも買った。

何といっても長身でハンサムで、カリスマ性もある。

若いから鍵盤のタッチにも迫力があった。

ただ彼が弾かなかった曲がある。

それはショパンの練習曲第12番ハ短調「革命」である。

そのころCDは発売が始まったばかりで価格も高かったから、公立図書館でいろいろ聴き比べてみると、抜群にうまかったのがアシュケナージだった。

ashkenazy.jpg


たまたまNHKでショパンの特集をやっていたが、戦前に来日したショパンの直弟子の一人のコンサートが古いレコードに録音されていて、それを小耳に聴いたところ、なんともすばらしい。

それでブーニンとアシュケナージのショパン即興曲第4番嬰ハ短調「幻想即興曲」を聞き比べてみたが。

ブーニンのヘタクソにまったくあきれてしまった。

後になってから真実はわかるものだ。



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Last updated  2008.04.04 18:35:21


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