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カテゴリ:日常
友人から漫画版「オーバーロード」第一巻をもらったので読んでみた。
いや、存外これが面白かった。 私は最近流行の「異世界転生モノ」というのは、あまり好きではない。 なんでかと言うと、こちらではダメ人間の主人公が、転生先ではチートの塊のような作品が多く、作者の願望が色濃く出すぎているから。 また、「なんでもあり」といえば聞こえはいいが、私はデウス・エクス・マキナを乱発しているようで好きではない。作者が自分の力量の低さを見せているだけだ。 で、「オーバーロード」である。 第一巻が面白かったので、漫画喫茶で全巻読んでみて、最新刊の七巻を買った。 この作品も「異世界転生」といえばそうなのだが、なにより絵が上手いのが、他の最近のラノベ原作漫画との最大の違いだと思う。 (とはいえ、10作品くらいしか読んでないのであまり偉そうなことは言えないが、私が読んだ範囲では、ラノベ原作の漫画は総じて絵がド下手である) あと、キャラクターが壊れまくり。シャルティアやアルベドなど、女性キャラクターが二面性がある反面、デミウルゴスやコキュートスなどの男性キャラクターに好漢が多いのもいい感じ。 主人公のモモンガ(アインズ・ウール・ゴウン)が間違いなく作中最強なんだけど、部下の守護者たちも場合によってはそれに負けない強さを発揮するのも、単純な「俺ツエー」なシチュに染まらない原因かも知れない。 モモンガは悪の大魔王といえる存在のわりに、妙に人間臭い。また、部下への対応も理想の上司のそれで、リアルの姿であるサラリーマンとしてもけっこう有能なんじゃなかろうか。 原作の小説版はまだ未読だけど、モモンガ以外の「至高の御方」は、登場するのだろうか? ちょっと気になる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.06.27 07:11:38
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