林鳥巣のどっちらけ

休日なので、ネコ玉さんとダーウィンの悪夢を観に行った。

真実がどうということは置いといて，ウジの群がる大魚のアラが山と積まれ、それを煮る釜の周りで楽しげに踊る娘っこやら、墜落した輸送機やら不謹慎ながら実に素晴らしい地獄絵図。
まるでボッスの絵を見ているようだ。
ウクライナ出身の輸送機パイロット・セルゲイさん・・・
酒か感傷かアンゴラに戦車を搬入したとゲロっちゃってたけど、あの人　解雇されたりしてないだろうな。　大丈夫かな。

残酷な悪夢にウキウキして、映画館を出てすぐに二人揃ってロッテリアへ。
使用されているかどうかは知らないけど、多分ナイルパーチかな（いやマヒマヒかも・・・公式サイトには書いてないや）、とフィッシュバーガーを食べる。
いやぁ、旨い旨い。
ネコ玉さんの話では、学校給食の白身魚は殆ど全部ナイルパーチなんだそうな。
中学校の体育館で上映して、食べ物の大切さについて教えたら愉快だ。
みなさんが口にしているものは、あのアラの加工業の女の人のつぶれた片目であり、あのストリートチルドレンの無くした片足であり、あるいはこの映画に登場する大部分の人間の過去と現在と未来なんですよ、と。
食べ物を食べるっていうことは、大なり小なりそういうものなんですよ、と（極端流）。

あぁ、それにしてもどれもこれも美味くってしょうがない。
俺は白身魚のフライが大好きなんだ。
パク　シャリ　くちゃくちゃ　むぐ　ゴクン。




放流しちゃダメ。


素敵だ。


クチャ＝スワヒリ語で鍵爪か。
映画を見た後だと、むしろナイルパーチの牙に見えるが。


ヴィクトリア湖沿岸諸国政府にとっては、いまさら「不都合な真実」ですらなさげ。


いただきまーす。