十和田観光電鉄線を辿る
今日の三沢十和田は晴れ。 暑くもなく、風が涼しく、過しやすい一日でした。 最近はお金の事や体の調子の事もあり、遠出を避けていましたが、久しぶりに青森県まで出かけてきました。 目的は去年の三月末で廃止となった、十和田観光電鉄線。 廃線跡の様子を見に行きました。 新前橋から高崎行きに乗り、高崎で長野新幹線に乗りかえ、大宮で東北新幹線に乗りかえて八戸に着いたのは12時前でした。 駅弁を買って、青い森鉄道に乗りかえます。 次の列車は大湊線直通のJR快速しもきた号。 発車案内を見ると、八戸線久慈行きのリゾートうみねこ号の表示が。 しもきた号発車の数分前にうみねこ号が入線してきましたので、写真を撮る事が出来ました。 12時13分、しもきた号は発車しました。 途中、下田駅に停車し、三沢駅には12時30分に着きました。 改札を出て十鉄三沢駅に向かいます。 レトロな感じがする駅舎は健在で、中の食堂は営業していました。 かつての駅窓口は、バスの窓口として使われていました。 次のバスまでは約1時間あったので、駅弁を食べ、駅の周りを散策しました。 駅名板などが外されているものの、ホームはそのままでしたが、架線は外されており、線路は錆びていました。 時間が来たので駅前のバス停に戻り、到着したバスに乗り込みました。 バスは県道10号線を走ります。 線路から離れているところもありましたが、途中からはほぼ並行して走っており、線路は撤去されているものの、各駅のホームが残っているのが見えました。 十和田市駅までは30分ほどで到着しました。 十和田市駅ではホームや線路だけでなく、駅舎が入っていたビルも解体されて更地になっており、あまりの変化ぶりにびっくりしました。 帰りは車両基地のあった七百駅で途中下車して見たかったのですが、バスの時刻表を見てみると、土日祝日や高校が休みの際に運休となる便があり、乗り継ぎが良くなさそうだったので、歩き出しました。 なるべく線路に近い道路を歩きながら、各駅を確認しました。 七百駅では当然中には入れませんでしたが、外から見ても駅舎・ホームは健在で、廃線時まで活躍した車両たちが線路上に停車していました。 この駅でも架線は外されていますので、これらの車両は自力では走れません。 廃線を実感させられました。 七百駅前を出た後も歩き続けます。 この先の三沢駅側では、まだレールが残っていました。 3時間半ほど歩いたのでさすがに疲れましたが、三沢駅に着いた時はホッとすると同時に達成感もありました。 この後は18時29分発の八戸行きに乗って帰途に着きました。 いずれ残る区間の線路や各駅のホームは撤去されるでしょうが、三沢駅と七百駅、そして車両たちだけでも何とか保存されればと、願っています。