もう少しで、「イヴ記念日」を忘れるところでした。
昔の今日8月30日に、イヴを引き取ったのです。
あの時のイヴの様子や、身体の状態を忘れることが出来ません。見違えるように綺麗になったイヴの写真を撮って居無かったことが悔やまれます。この写真は、保護されていた徳島県の脇町警察署から、丁度一年後にイヴと訪問した後で貰った写真ですが、今では私の大切な写真になっています。
もう一頭残っていたグレートピレネーは、イヴのように丸裸でなく体格も良かったので、良い家族に引き取られたと思って居ます。ただ、性格が悪そうに感じたのですが・・・・。
イヴからは多くのことを教えられたように思います。このサイズの犬は、やはり体格やその力が、人間より大きく、そして力も強いので、犬と云う感覚からはちょっと外れているように思います。でも、やはり犬で、人の云うことを聞いて、人のためにしようとする性質は、犬本来の物だと思いました。
この大きさのために、繁殖業者の所では、棒かなにかで常に殴られていたようでした。手を近づけただけで、あの大きな体を縮め、目を瞑って、叩かれると思うような仕草は、見て居て心が引き裂かれるようでした。この子が人間に対して、もっと心を開いて、人間を愛せるように育ってくれて居たらと思うと残念でした。
それでも我が家に来て、去年の5月に死ぬまでの間に、普通の犬と飼い主の関係になれたと、私は信じてます。イヴはそう思っていないかも知れませんが・・・・。
一刻も早く多くの不幸な犬達が、イヴのような辛い半生を送らなくても良いようになって欲しいと思います。