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カテゴリ:ペット
ジャンガリアン・ハムスターのムーの思い出
今日は昔に飼っていたハムスター達の事を思い出しています。 ジャンガリアンハムスターのムーとモモです。 ムーはスタンダードで、シマリスにそっくりな縞模様の茶色と黒の毛を持った子です。 モモはパールホワイトで、その名の通り真っ白な毛を持った子でした。 ムーは生まれて一ヶ月もしない時にペットショップで買って帰りました。 この子は家に来て直ぐに自分の名前を覚え、呼ぶと頭を持ち上げて呼ばれた方を見る様になりました。 家族にも直ぐに慣れて、これは秘密ですが、飼い主の娘よりも私の方に良く懐いてくれて居たのです。人間を攻撃することもなく、大人しく遊んでくれます。 ハムスターが攻撃すると?思われた方に説明を致します。 私が高校生の時に飼っていたシマリス二匹と比べると、ハムスターは段違い平行棒です。 シマリスは毎年11月頃になると繁殖期で、物凄く攻撃的になってしまいます。 本当に良く噛まれました。 それ以外の時は手に乗ったりして遊んでくれていたのですが、その時期だけは危険な存在でした。 その当時は、他に文鳥が二羽、教育委員会からの飼育許可を取得して、メジロを二羽、ウグイスを一羽飼っていました。話がずれてしまいましたね、元に戻します。 ある日、勤務が終わって帰宅し、食後にムーをハウスから出して遊んでいたのです。 私は疲れていたのでしょう、ついウトウトしてしまい、気が付くとムーの姿が有りません。 思わず「ムー・・・どこ?」と大きな声で呼びました。 すると、「チュー」と小さな声が聞こえるのです。 もう一度「ムー!どこ?ムー!」と呼びました。 すかさず、「チュー!」ともっと大きな声で返事が聞こえます。 「ムー!おいで!」と言いながら、声のする方に私は移動しました。 そこには、立ち上がって私を一生懸命になって、キョロキョロと探すムーが居たのです。 私が右手を差し伸べると、ムーは気が付いて一目散に走って来ると、手に飛び乗ってくれました。 手に乗ったムーを私の顔に近づけると、いつもの様にムーは目を閉じて、髭をユラユラと動かして、私の鼻に挨拶をして呉れたのです。 今まで、私が小動物を呼んでも、その動物が返事をした事が無かったので、とても不思議な体験です。 そのムーも、ある日、私が研究所から帰ると、家族が「ムーが死にそうなの。」と言うのです。 慌ててムーを見ると低体温状態です。 体温を上げようと必死になって暖めたのですが、そのまま手の中で一度大きな息をして、そのまま逝ってしまいました。 こんなに小さなハムスターが私の心をムンズと掴んで、心に大きな穴を開けてしまうとは考えても見ませんでした。 最近は涙もろくなってきた様で、今、涙が出て困っています。 嫁ハンは私が帰る前には、一度息をしなくなっていたと言っていました。 「お父さんが帰って来るまで、ムーは懸命に待ってたのね。」とも言うのです。 本当に私が帰って直ぐに逝ってしまったのです。 どうして、ハムスターはメダカと同じ寿命なのでしょう? あんなに可愛い動物が魚と同じ寿命だと云うことに納得できない日々が続いたのを覚えています。 こんな事を書くと、動物を愛されて居られる皆様から軽蔑されると思いますが、私は研究の為にメダカを使ったバイオセンサーの実験をしていました。 でも、実験の為に多くのメダカを殺した時期の後、生まれた卵から、稚魚を孵さして成魚まで大きくする内に、メダカも可愛いと思う様になったのです。 メダカも人が見分けられるのか、実験室の水槽の中から、実験中(これは工学的な実験で生体実験ではありません)に、そのメダカが私を追い掛けてくるのです。 水槽まで私が近寄ると、皆、一斉に動くことなく、私の方を見上げてくれました。 生体実験中は、確かに実験に夢中になって、彼らを可哀想と云う感覚は無く、データーのみに興味が有ったことは事実です。 でも、卵から孵化させ、大きくする様になると、新たに追加実験をしないといけなくなった時に、私は実験をしない方向を選びました。 話が別な方向に暴走しています。ご免なさい。 もう一匹のモモは、成長した状態で買いました。 ですから、お店で怖い目をされていたのか、ムーの様に慣れてくれません。 手を出すとサクと噛んでくれます。 ムーと違う態度に、モモが人間を信じられず、人間から虐められた事しか覚えていないと感じて、私は一生懸命になって世話をしました。 死ぬ数ヶ月前になって、やっと手の上で遊んでくれる様になったのです。 モモはある日の朝、チップの中で静かに冷たくなっていました。 ムーの様に見送ってやれなかったことが、悔やまれて仕方がないと思っています。 ジャッキーは物凄く嫉妬深い犬で、私がムー達と遊び始めると、狂った様に彼女らを攻撃しようとします。 シーズー犬の祖先犬であるチベットのラサ・アプソ達が、チベット仏教寺院でねずみ取りのお仕事をしていたのを、ジャッキーがハムスターを追っ掛けようとするのを見て、ラサ・アプソとだぶって見えたものです。 ですから、私はジャッキーを刺激しない様に、三階の自分の部屋で彼女らと遊ぶ様にしていたほどです。 犬は人間の気持ちが良く理解できる我らの良きパートナーです。 しかし、今飼っている亀も含めて、色々な動物でも心を開いて接していると、彼らも心を開いてくれる様に思っています。 その亀も、私と家族とを区別して、私の姿を見ると水槽の壁に立ち上がって亀ダンスを踊ってくれます。 実際は「早く!餌呉れ!」なのですが・・・。私には私を見て喜んでいるように感じています。 今回は暗くて重い話になってしまいました。申し訳在りませんでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 21, 2011 03:08:44 PM
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