【百鬼夜行抄】今市子
ワイド版では13巻まで出ています。妖怪と、それが見える少年(~青年)たちの話。登場人物が多いので、時代背景がコロコロ変わってついて行きにくい所もありますが、それでも構わないタイプには良い本です。妖怪を使役する幻想小説家・蝸牛(かぎゅう)、そして、その能力をそれぞれ受け継いだ子供達と、孫達。主人公は、孫の律。母・叔父や従姉たちを巻き込んで(彼女らに巻き込まれて?)いつも大変な目に遭って苦労する、貧乏くじな主人公。恐がりで関わり合いを持ちたくないと言うのに、なぜか台風の目になっている、へタレな主人公。彼にもちゃんと春が来るのか、そして、何巻まで話が続いていくのか、とっても気になります。個人的には、叔父の開さんがとっても気になるところ。9巻から登場しますが、なかなか良いトコ持っていきます。ことごとくお見合い運のない彼ですが、実は、いつのまにか、綺麗な妖怪と同棲、なんて展開でもファン的にはOKです。******************************************下の子が、下痢と嘔吐で苦しんでます・・・。そういう風邪が流行っているそうです。熱はない、回数は多くないのに、症状が出る。早く治ると良いな、うん。