巧詐は拙誠に如かず
今年ももうおしまい。今年を振り返ってみて、ふと思い出したのは、秋山成勲、夏川純、亀田興毅のこと。まずは秋山成勲のヌルヌル事件。ヌルヌル秋山は、1月1日にギプスしないで「骨折してました」なんて出てきて、「多汗症なんです。汗が原因ですかねぇ」なんて言っていながら、1月11日に「乾燥肌でクリーム塗ってました」ときた。次は夏川純の年齢詐称事件。2月26日の東スポの記事が出たときに「ばれちゃいました。ごめんなさい」って言ってればいいのに、3月11日の「アッコにおまかせ!」で「ホントに23歳です」と疑惑を否定。その後、3月22日になって年齢詐称を認めると・・・やはりこれは痛い。そして亀田興毅の反則指示。10月11日亀田大毅のWBC世界フライ級タイトルマッチで、「肘でもいいから目に入れろ」と、全国放送されたにもかかわらず、「あれは亀田家のボクシング用語」なんて下手な言い訳をして、その後10月26日に「反則指示しました」と謝罪・・・これも痛い。そこで思い出したのは次の言葉。巧詐(こうさ)は拙誠(せっせい)に如(し)かずこれは韓非子の言葉で、「たくみにいつわるのは、つたなくとも誠実であるのに及ばない」って意味だ。ワシも営業でウソついてニガい思いをしたことあるんで、非常に心に響く。絶対に誠実さが一番だ。秋山成勲、夏川純、亀田興毅の3人には、この言葉を贈りたい。