ケヤキの木の下で            岐阜/愛知 自然素材でZEH READYの家

2021/01/11(月)19:36

寒い家がするべき

断熱のこと(89)

​​​​​ こんにちは 紙太材木店の田原です。 1月9日の最低気温 寒さもようやく峠を越えた感がありますが、 2月の末頃までは寒波が周期的にやってきそうな今年の冬。 昨年の冬に比べると、同じ国かと思うほどの違いです。 気象庁のデータで見ると 美濃加茂市の 昨年、2020年1月上旬の気温は 平均5.9度、最高の平均10.7度、最低の平均1.7度 2021年の1月上旬は 平均1.5度、最高の平均5.4度、最低の平均-1.8度 因みに10年前の2010年はどうかと言うと 平均2.2度、最高平均7.0、最低の平均-1.5度 昨年の冬がそれなりに暖かかったことが分かりますし、 今年の1月上旬は例年に比べ寒いことが分かります。 例年の傾向としては 1月中旬、下旬、2月の上旬、中旬辺りまでは 平均気温、最高の平均、最低の平均もそれほど変わりませんから、 2月の下旬頃まではそれなりの寒さ対策が必要になります。 2月の下旬と言うとまだ40日以上・・・・ 寒い家の場合 エアコンだけで暖房すると、 いくら暖房しても室温が16度くらいにしかならない場合があります。 仕方なく電気炬燵やファンヒーターを使うわけですが このような家に長年住んでいると、 冬は家の中でも寒いのは当たり前で、炬燵とファンヒーターさえあれば 十分暖かく過ごせる。 どうせ断熱改修なんてしても 暖かくなる程度は知れてるから断熱改修なんてしても無駄と、 最初から断熱なんて毛頭考えない派の方が多くいます。 世の業者の中には サッシをペアガラスに変えるだけで 暖かくなりますよ、なんて言う者もいますから、 一向に断熱改修を目的とする改修は認知されません。 きちんとした断熱改修の手法は既に一般化され、 断熱や住まいの性能を意識している工務店では広く認知されています。 家全体を断熱改修しようとすると多額の費用が掛かりますが、 一部屋だけ、あるいはLDKを中心としたエリアだけであれば 費用も抑えることができますし、 断熱の効果も相当程度実感できます。 残念なことに サッシをペアガラスに変えることが断熱改修と勘違いしている、 あるいは業者が意図的に勘違いさせているケースもあります。 その家が、あるいはその部屋が寒い原因は何なのか? 断熱が不足しているのか、サッシの性能が悪いのか 断熱が不足しているのは床か壁か天井か あるいは隙間があって暖かい空気が逃げているのか 隙間から冷気が侵入してくるのか サッシをより性能の良いものに交換するだけで寒さ対策は十分なのか それらを間違えると サッシも交換して、壁も天井も断熱材を入れて断熱改修したのに 床が結露しはじめた! なんてことも起こります。 断熱改修はきちんとすればそれに見合う効果があります。 冬は家の中でも寒いのが当たり前なんて思わずに 是非、一度断熱改修を検討してみてください。 もちろん、耐震改修も同時に行うことができますから そちらも考えてみましょう。 断熱改修ができる工務店や設計者は 同時に高性能な家も建ててますから そこが見極めのポイントの一つです。 ​​​​​​​

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