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この日記は平成11年11月24日から
平成12年2月3日にかけて書かれたものです。 一覧で日記を選んで通して読んでください。 (産まれてくる子への願い) 〈私〉 そういえば、以前、定められた精子というのを聞いた事があります。 実はその時、コノヤローと怒りが出てしまいました。 人間は本来、この定められた精子で受精しなければ、 神の求めた正常な人間ではない と神様情報をいっぱい持っている人 つまり神様のことをよく知っている人が言っていました。 その時私は、これを言った人の思い上がりを感じてしまった事を思い出しました。 神を知っていることがそんなに偉いのかと。 「定められた精子」を「選ばれた精子」とも言っていたからです。 選民意識のように感じてしまったからですね。 「ひとつの精子」以外は無用の産物のようなニュアンスだったから。 猛烈なる反抗心が湧き上がりました。 なまじ、生物学を知っていたからです。 受精というのは、卵子のある1点だけを突き破らなくては、 精子は卵子に突入出来ません。 卵子の膜は非常に固いものです。 そこで、精子は次々にこの1点を攻撃します。 どんどん討ち死にをしていきます。 その他大勢の無数の精子の屍を乗り越えて、 とうとう最後にたった一匹の精子が やっと開けられた穴から卵子の中に入れるのです。 私の性格というか、生き様は、 この死んでいく精子にこそ自分を見てしまいます。 やい、定められた精子とやら、 お前は多くの仲間の犠牲の上に成り立っているんだぞ。 大きな顔をするな。 我が内なる神よ。 今、私はすべてを謝ります。 白翁様のお言葉を噛み締め、噛み締め、自分の不明をお詫びします。 というのは、私には、言われない無情感がありました。 常に皆から軽んじられ、見くびられているという、疎外感に縛られていました。 でも、すべては神様への感謝のない「ひがみ」そのものだったのですね。 定められた精子と仰った神様は、そんな意味ではなかったのですね。 素直に神様の仰る事を聞けないゆがみが私にありました。 ごめんなさい。 そういえば、白翁という神様は 「定められた精子」と仰っていましたが、 「選ばれた精子」とは一言も仰ってはいなかった。 そうか、ようやく、しみじみとわかってきましたよ。 二つ神様は物質的に二つとして無いものを作るシステムを完成させてくれましたが、 しかしそれは単にテクノロジーの問題です。 でもそれだけではありませんでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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