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この「かむなから神業旅行紀」は、平成9年1月20日から26日までの
7日間の東北一周の記録です。 登場する人物は、私を除いてすべて仮名です。 島さんも、この場ではもうこれ以上は無理だと判断し、祭りを了としたのです。 ともかくこの冷え切った体を何とかしなくては。 車に戻り、来た道を引き返すと、直ぐ近くに「町営温泉 鬼首の湯」 と書かれた2階建ての小さな建物があります。 ここで温泉に入るわけにはいきませんが、暖房はされているだろうと入ってみました。 小さなロビーには大きな石油ストーブがたかれ、 南側の壁は全面ガラスになっており、 外の寒さが嘘のように太陽の光がぽかぽかとあふれていました。 暖かい缶コーヒーを自動販売機で買い、それを飲んでやっと体の震えが止まります。 「お姉さん、あそこに見える綺麗な山は何と言うの?」 島さんがカウンターの女性に尋ねます。 『かむろ岳』 於:鬼首の湯 みほさん筆 「山全体からどーんっとくる。 しかし私も、多分、チキちゃんもその内容の言語変換機能が足りなくて、 内容の質量とか重さだけが厚みを伴って届けられるのがわかるだけ。 というと、今、「ではー」ということで映像という方法で、 少しずつ見せさせてくれ始めた。 ここでやってた儀式をかなりそのまま、曉のインディアンが再現している。 月のおどり、あさやけのいのり、たくさんのこと。 今はここまで。」10:55 「解説」 ここで鬼首高原の神業は終わり、この後平泉中尊寺に向うことになるのですが、 その道中の車内で、島さんから 「ここは絶対に忘れてはならない場所になった。絶対にもう一度来なくてはならんぞ。 戸田君、その時は君が『あさやけのまつり』をとりしきりなさい。」 と言われてしまうことになる、重要な神縁地となってしまいました。 一体何年後に突然神様は「あさやけのかむろ岳祭り」と言い出すのでしょうか。 むろんあの「かむろ岳」の神圧を体験した私は、 ぜひともあさやけの祭りには参加したいところですが、 さてそれまで元気がもつのか、怪しいところです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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