おばさんのつぶやき

この風景の先に海があります。
あの日恐ろしく荒れ狂った海が。

　　

きょうはとても天気が良く暖かいですが、12年前のあの日はとても寒く雪も降っていました。
私の自宅は沿岸ではないので地震のみの被害ですが、あらゆるものが落下して危険な状態で、暗くなってからは停電している自宅には戻れませんでした。
マンションの集会室やエントランスにみんなで集まって夜を過ごしました。
薄暗い時間のうちに毛布だけは取りに戻って、車の中で寝ることにしました。

　　　　　　　　　　　

あの日親先生の教室でいけたのは、翌日に予定されていた研究会の課題である桜でした。
帰宅して間もなくの地震でした。
翌週になってから先生と教室の片づけに行って、割れた花器とともに1週間ほっとかれた桜を沢山処分しましたっけ。

身近に親族を亡くした方もいました。
もう二度と起きてはいけない出来事を風化させないために、この日が毎年来るたびに思い出して日々の暮らしを見直しましょう。




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