9日から4日間
実家の母の合唱の仕事の、ピアノ伴奏者として
実家に戻っていました。
実家が音楽教室をしていて、
私もずっと音楽の中で育ちました。
そして
この11日
母が合唱指導しているコーラスグループが、
県の母親大会で
昨年、母が作曲した
「翳った太陽」という女声合唱組曲を
発表しました。
私はその伴奏者として出演してきました。
60年以上前、第二次世界大戦中に地元が艦砲射撃を受けて
大変な被害を受けた悲惨な状況を
地元の、元小学校の校長先生をなさった方が
孫の「まさとくん」に宛てて
絵手紙でその悲惨さを綴られたのですが、
その絵手紙を元に、詩を起こしていただき、
母がその詩に作曲したものです。
まさとくん、君の十八歳の誕生日に
灰色の思い出だった私の十八歳の思い出を
灰色の思い出を送ります・・・・
と始まる重い詩と曲に
伴奏も大変な思いをしましたが、
1年以上練習と発表の機会を何度か持ち、
この日はとてもいい演奏が出来たのではないかと思います。
それに、今迄で一番大きなステージで、
約1200名のお客様に聞いていただきました。
その拍手は温かくて感動的でした。
リハーサル風景です。(演奏しているので、ここでしか写真を撮れませんでした)
今回は小学生が4名、中学生も2名出演しました。
kana姫は最年少でがんばりました。
左は大人に囲まれてお化粧されているkana姫です・・・(^^ゞ
翌12日には
「シルバーカレッジ」に招かれ、
初めて地元以外でも演奏が叶いました。
全員60歳以上という方々の前で演奏し、
幼いころに戦争を経験なさった方もたくさんいらしたわけで、
皆さん、涙を流しながら聴いて下さいました。
まったく戦争の体験のない私が、
戦争の悲惨さを伝える曲の伴奏をするのは
とても難しいことでしたが、
このおかげで
過去の戦争についていろいろ勉強することが出来ました。
昨年から始まったこの「翳った太陽」の活動は
まだまだこれからも続きます。
主に学校をめぐって
子供たちに戦争の悲惨さ、愚かさ、惨めさを
風化させないよう伝えてくというのが活動の目的です。
興味がおありの方は、
昨年の新聞報道のHP版を
よろしかったらご覧ください。
岩手日報 05年3月26日付
岩手日報 05年7年14日付
岩手日報 05年8月 9日付