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彼岸とは、向こう岸を意味する言葉です。
この世から川向こうの悟りの世界へ、渡るために教えを守り、 行いをつつしむ期間とされていたものが、 春分の日と秋分の日と結びついて墓参りなどをする年中行事となりました。 さて、お彼岸と言えば、「おはぎ」ですね。 一般的に、東日本では 「こしあん(つぶあん)」「きなこ」「黒ゴマ」ですが、 西日本では、「黒ゴマ」ではなく、「青海苔」を使います。 私は江戸っ子なので、ずっと、「おはぎ」と言えば、 あんこ、きなこ、黒ゴマのセットだと信じておりましたので、 西日本では、青海苔が一般的だと聞いて、少し驚きました。 では、「ぼたもち」と「おはぎ」の違いについても ご説明しましょう。 「ぼたもち」 春のお彼岸に食べるので、その時期の花である 牡丹(ぼたん)に見立てるから 「つぶあん」を使う 「おはぎ」 秋のお彼岸に食べるので、その時期の花である萩(はぎ)に見立てるから 「こしあん」を使う いろいろな説があるようですが、 私は、この説が正しいと思います。 では、なぜ、お彼岸に「おはぎ(ぼたもち)」を食べるのでしょう? 小豆の赤色には災難から身を守る効果があると信じられていて、 邪気を払うという信仰が、先祖の供養と結びついたと言われているのです。 また、この習慣は江戸時代に庶民の間から始まったと言われています。 さて、今年のお彼岸の中日は9月23日です。 今年は、ご家庭で「おはぎ」を作ってみませんか? 私には、どうも外で買ってくる「おはぎ」は甘すぎるのです。 小豆本来の美味しさを引き出すには、砂糖は控え目にした方がいいのです。 小豆を煮るのには、多少時間がかかりますが、 今年は、ちょうどお彼岸の時期は、大型連休です。 これを機会に、じっくりと小豆を煮てみませんか? その際は、以前、ご紹介したとおり、 砂糖は、小豆が煮えてから、最後の最後に入れてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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