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心はたくみな絵師のごとく

心はたくみな絵師のごとく

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2014.08.08
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カテゴリ:政治

 

辻 副会長の指導(2)


 福井県大野市へ指導に行った時、川井さんという家が拠点になっていたので訪問した。二月六日か七日のことだった。この人は三才の時、はしかに罹り、それがもとで以来、盲目になってしまった。五十一才の人だ。私は言ってあげました。目の玉があるんだろう、目の玉があるんだったら目は開くよ。何故なら、この御本尊は開目抄の御本尊だ。「開目抄」とは目を開かせる教えだ、目が開くとあるではないか。それなのに、あなたの目が見えないというのは、よほど御本尊の教えに対し反対の事をやったからだ。経文にもある。「汝は、・・・空しく生々に眼なかるべし」過去世に誰よりも謗法していたのだ。どうか、私の謗法を許して下さい。会い難き御本尊にお会いできて、私は本当に嬉しい、広宣流布に命を捧げますから、どうか御本尊のお顔を見させて下さい。家族の者の顔を見せて下さい。そして広宣流布の闘いをしていく為に、この社会を見させて下さい。と、祈っていきなさい、と指導しました。

  そしたら三月の初めに報告があって、五十年ぶりに目が見えました。と言ってきた。この体験によって今、福井県中が沸き返っている。たった一人の人の目が見えたという事で、地域がこんなにも変るのものかと驚いている。しかし、このことを通して私の思うことは、どうしてもっと早く目が開かなかったのかということです。我家も拠点に提供している人ですから、信心もあるし、勤行も欠かさずやっている。では何故か、それは勤行、唱題がいい加減だったのです。信心が惰性になっていたのです。

 「一心欲見仏、不自惜身命」とあるように、真剣に祈らなければならない。

  この自分を御本尊と同じにしてくれるのか、本当に有り難いと思って題目をあげていけば、我が身が南無妙法蓮華経になるのだ。仏に病気の仏や、貧乏の仏などいない。従って悩みは解決するのだ。だから人間革命できる。こうした事が出来るのは人間だけの特権だ。犬はワン、猫はニャン、豚はブーだ。犬や猫は、南無妙法蓮華経は唱えられない。ブーはどこまでもブーで、南無妙法蓮華経ではない。従ってニャンやブーでは成仏できない。仏性は出ないのだ。

  私達の体は、妙法の当体です。御義口伝にある。頭は妙なり、喉は法なり、であるに、頭が痛いというのは、それは妙法の頭ではなく、邪宗の頭だから痛いのだ。腹が痛い、内臓が悪いというのは妙法の腹ではないからだ。邪宗の腹だから悪いのだ。また、足が動かないというのもそうだ。妙法の足なら動くのだ。それは邪宗の足だから動かないのだ。

  4月27日、中大阪県へ指導に行った時、関西本部副婦人部長が、車椅子に乗って指導を受けに来た。この人は直腸ガンになり、その後、後遺症で足が動かなくなってしまった。本部副婦人部長にまでなった人だから、信心はある人です。勤行唱題も真面目にやっているでしょう。しかし、下半身の麻痺が治らない。そこで、悩んで私の所に来たのです。私はその婦人に対して言ってあげました。駆けずり回って広宣流布の為、闘いますのでこの足を治して下さい。椅子のままでは、一軒一軒、家庭訪問するのに狭い所まで入って行けません。ですから治して下さい。と、祈っていきなさい。そして、南無妙法蓮華経を噴水の様に湧き出させていくんだと。私達は悲しい時は体中でその悲しみを表す。また、暗い時は、体中で暗さを表し、嬉しい時は、体中でその喜びを表すではないか。時には飛び上がって喜ぶ時もある。同じように南無妙法蓮華経を噴水の様に我が生命に、そして、五体に涌き出だすようにして題目をあげていきなさい。そうすれば、必ず守られます。御書にある「諸天昼夜に法の為に衛護す」「月々日々につより給え」とある様に強盛に祈っていきなさい。と、指導してあげました。そしたら、三日目に足が動いた。四日目に寝返りが出来るようになった。五日目にお小水が倍も出るようになった。膀胱や全ての筋肉の活動が活発になってきたのでしょう。

  また、5月22日、岡山文化会館に行った時、若い婦人が指導を受けに来た。二才半の男の子が、筋ジストロフィーという難病にかかり、悩んでいるという事だった。この病気は筋肉が縮んでいく原因不明の病気で、それが内臓まで達し、遂に死ぬという恐ろしい病気だ。

 私は婦人に言いました。子供で苦労する業だ。御本尊には大増長としたためられていらっしゃる。膨張して伸びていくのだ。それなのに縮むとは一体何事だ。これは、よほど御本尊に反対したのだ。親子で広宣流布するから治して下さいと、願いなさい。法華経とは伝染病だ。あの世まで伝染する、死んだ人まで成仏させる事が出来るのだ。 貴方の子供は、まだ生きているではないか、生きている子供に法華経を伝染させる事が出来るのは当たり前だ。「此の御本尊は、罪として滅せざることなし」だ。貴方の悩みは、今の謗法の罪ではない。過去の謗法なら必ず滅することが出来ます。親子は一体だ。真剣に祈りなさいと指導しました。この婦人はすこし愚痴っぽい人で初めのうちは、「子供は先生に命名してもらい、福子とばかり思っていました」とか、何とか言っていた。私は、先生は申請があれば名前は付けてくれるよ。しかし、貴方の業までは取ってくれないよ。自分の業は自分で消すのだ。と指導しました。

  そしたら報告の手紙が来ました。

「三日目に子供が走り出した。私はショックを受けた。御本尊はすごいなあ。本当に有り難いな。嬉しい事です。滑り台をすべれるようになった。正座できるようになった。それまでは、ちょっと走るとすぐ転び、その度に顔を打ちつけて、毎日鼻血を出し、顔中傷だらけだったのです。」こうして子供が治っていく姿を見て、婦人が常々、共に信心するようにと願っていた主人も、信心に目覚め、真剣にやるようになった。この婦人にとってそれまでは、この子供の為に自分は、こんなに苦労をするのだと思っていたが、この事によって今度は、子供がいたからこそ、自分は真剣に信心できるのだ。お題目をあげる事が出来る。全て子供のおかげであると、愚痴の信心から感謝の信心に180度の転換をした。そして自分の一切の願い事が、これを境に全部叶い、思いどうりになりましたとある。こうした体験を聞くに付け、私は御本尊の偉大さをつくづく感じます。こうして、指導を受け功徳を受けられるのも全て、組織の有り難さです。結局、私達は先ず、御本尊に向かった時の姿勢がどうなのか、それが大切なのです。

 以 上






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最終更新日  2014.08.08 14:48:43
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