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ちょいと切ない物語とコラムを読んで、
また、子どもの頃のことを思い出しています。 solyaは母ひとり子ひとりの環境で育ちました。 母は、古い旅館の末娘として育ちました。 故あって、旅館は継がず、solyaを育てるために独立して店を開きました。 田舎町にあっては、なかなかに洒落た店で、 お客様の中にはボニージャックスだとか、東映の役者さんだとか、 倉吉で公演した有名人も幾人様かいらしたような・・。 しかし、女主人と侮って、 理不尽を仕掛けたり、我侭を通そうとするお客様もいました。 そんな時、solyaは、腕に覚えの竹光を携えて、 たたっ切ってやろうとしたものです。 ある時にはこんな事もありました。 草木も眠る丑三つ刻。 ふと目覚めると、枕元で、母がじっとsolyaの顔を見ながら涙ぐんでいる。 すわ、また理不尽の輩かと、 件の竹光をつかんで起きかかるのを、 泣き笑いで止めた母。。 マザコンと笑わば笑えなのです。 やはり、 親を慕わぬ子はなく、 子を思わぬ親はいないのです。 今年は母も七十六。 来年は喜寿。 百歳になったら、琴のワンマンショーを開くのだそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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