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2005年08月02日
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カテゴリ:こころに残る映画
きのう(8/1)、「星になった少年」を観ました!
2、3週間前だったかこの映画の紹介番組で、坂本龍一の美しいピアノソロを聴いて、見に行きたいなと思ってました。

たくさんの動物に囲まれて育った少年が、やがて象との交流を深めてたくましい象使いへと成長していくという物語です。
動物好きの人にはたまらないでしょうね。たくさんのかわいい動物が登場します。

見ているうちにアジアゾウの頭の良さ、仲間を大切にする習性がわかってきて、スゴク親近感が湧いてきます。

この主人公が変わっていたのは、最初に象に出会ったときに、象の言葉が理解できたことです。象が遠くの仲間との会話に出す声(低周波)が、なぜか生まれつき彼には聞こえたそうです。

そして12才の時、自分の意志で象使いの手法を学ぶためにたった一人でタイへと行く。

そこで出会った(神の使いといわれる)白象との会話がその後の彼の人生を暗示させて見るものの心をゆさぶります。

「象の言葉を聞くとき、大きな力に包まれている感じがする(そういう表現だったと思います…)」「象のランディの額の3つの点が星に見える。宇宙を感じる」というセリフが印象的です。

象の楽園を作るのが夢、何でも考えを伝えあって仲間を守る象の習性について語る彼の言葉を聞いていると、人間社会はどうなってるんだろうと思ってしまいます。

「最愛の仲間」に危機が迫ったときの象たちの叫び、涙。
コー(象の調教棒)を主人公の幼い弟に象自身が渡すシーン。
…そしてラストが特にいいです。

そういう若者が実際にいたということが、不思議で感動的です。

象たちの暖かいエネルギーが伝わってきて、なんだか象の世界も、人間の世界も、宇宙もみんなつながっていて、ゆったりした心地に包まれるような、そんな気持ちになれる映画でした!

(坂本龍一の音楽もいいし、常磐貴子もいいです。そして柳楽優弥はたくましい象使いそのもので年令以上に見えました)





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最終更新日  2005年08月02日 15時37分33秒
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