歩人のたわごと

2018/06/24(日)21:07

『さいごの色街・飛田』(井上理津子)

読書(234)

大阪市西成区の飛田新地のことを書いた本である 前書きに以下のような説明がある 本書は、2000年から2011年までの間 飛田の住民をはじめ、この町とどっぷり 関わる人たちと出会えたことによって 遅々としながらも書き溜めた飛田新地の記録である 近所の絵かきさんである〇中さんが 自分が読み終えた本を届けてくれるのである 最近の読書はほとんどがこのパターン 受動喫煙という言葉があるが これではまるで受動読書である 飛田というところについては 遊郭であったところという程度の知識はあるが 足を踏み入れたことがない(本当です) 人間の二大欲望の一つ、性に関する様々な行動 それが浮き彫りになるのである それゆえ、十分に好奇心を満たしてくれた 売春というのは需要と供給があって成り立つ 売春防止法が施行された後も様々な形で 合法的に?続いているセックス産業なるもの そこに光を当てて、明るみにした著者の努力には 種々のご苦労があったようであるが頭が下がる

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